農業管理アプリ「Agrihub」、地図上で圃場管理ができる「農作業マップ」が追加

株式会社Agrihubは、農業管理アプリ「Agrihub(アグリハブ)」に、地図上からアプリ内のさまざまな機能にアクセスできる「農作業マップ」を追加した。料金は年間2640円(初月無料)。


大規模農家向けの圃場管理機能


「Agrihub」は、農薬情報の検索や散布の管理、農業日誌への書き込みなど、農作物の栽培管理に必要な情報を一元管理できるアプリ。個人農家向けとしてリリースされたが、一部の大規模農家からは「便利だが、使いにくいところもある」などの声が寄せられていたという。

今回、追加された「農作業マップ」は、地図ベースの圃場管理機能。従来は文字でしか確認できなかった各種情報を地図上から視覚的に管理できるようにしている。

主な機能としては、地図上から作付け情報を一括で登録するだけで、作業・予定の管理、農薬散布時期等の情報を確認できる。


また、過去の作業記録を自由に検索して地図上で確認できるほか、地図とタイムライン表示をシームレスに行き来し、エリア情報に簡単にアクセスできる。

これにより、複数の情報を地図を介して統一的に確認できるようになるため、広大な圃場を持つ大規模農家が視覚的に農地情報を把握でき、管理効率が大幅にアップするという。


同社は、「Agrihub」の提供を通じ、農業の非効率を改善することで「農業界のIT化」を推進し、豊かな社会の実現に貢献していきたい考えだ。


農業管理アプリ「Agrihub(アグリハブ)」
https://www.agrihub-solution.com/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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