農業管理アプリ「Agrihub」、地図上で圃場管理ができる「農作業マップ」が追加

株式会社Agrihubは、農業管理アプリ「Agrihub(アグリハブ)」に、地図上からアプリ内のさまざまな機能にアクセスできる「農作業マップ」を追加した。料金は年間2640円(初月無料)。


大規模農家向けの圃場管理機能


「Agrihub」は、農薬情報の検索や散布の管理、農業日誌への書き込みなど、農作物の栽培管理に必要な情報を一元管理できるアプリ。個人農家向けとしてリリースされたが、一部の大規模農家からは「便利だが、使いにくいところもある」などの声が寄せられていたという。

今回、追加された「農作業マップ」は、地図ベースの圃場管理機能。従来は文字でしか確認できなかった各種情報を地図上から視覚的に管理できるようにしている。

主な機能としては、地図上から作付け情報を一括で登録するだけで、作業・予定の管理、農薬散布時期等の情報を確認できる。


また、過去の作業記録を自由に検索して地図上で確認できるほか、地図とタイムライン表示をシームレスに行き来し、エリア情報に簡単にアクセスできる。

これにより、複数の情報を地図を介して統一的に確認できるようになるため、広大な圃場を持つ大規模農家が視覚的に農地情報を把握でき、管理効率が大幅にアップするという。


同社は、「Agrihub」の提供を通じ、農業の非効率を改善することで「農業界のIT化」を推進し、豊かな社会の実現に貢献していきたい考えだ。


農業管理アプリ「Agrihub(アグリハブ)」
https://www.agrihub-solution.com/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
パックごはん定期便