農林水産省、地域活性化に向けた取り組みを表彰する「ディスカバー農山漁村の宝アワード」募集を開始

農林水産省は、地域の活性化や所得向上に向けた取り組み事例を選定し表彰する「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード」の募集を2023年6月16日(金)から開始した。応募〆切は2023年8月27日(日)まで。

さらに今回は、「第10回記念賞」として、過去に選定された優良事例の中から、選定後に著しい発展性がみられた全国の模範となる取り組みも募集している。


「強い農林⽔産業」と「美しく活⼒ある農⼭漁村」の実現を目指す


「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」は、農山漁村の地域資源を引き出すことで、地域の活性化や所得向上に取り組む優良な事例を選定・表彰し、他地域への波及を図る取り組みである。

選定された地区には選定証の授与を行うとともに、特設Webサイトでの活動紹介などにより全国的に情報発信される。

「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」募集内容


(1)募集する取り組み
地域において、新たな需要の発掘・創造や潜在している地域資源の活用により、農林水産業・地域の活力創造につながる活動を行う団体・個人を対象に、次の(ア)から(ウ)のいずれかに該当する取り組みを募集する。
(ア)美しく伝統ある農山漁村を次世代へ継承する取り組み
(イ)幅広い分野・地域との連携により農林水産業・農山漁村を再生する取り組み
(ウ)国内外の新たな需要に即した農林水産業を実現する取り組み

(2)応募資格
・(1)に該当する取り組みを行っている団体および個人※自薦、他薦は問わない
・団体部門と個人部門の重複応募は可能。
・過去に選定された団体および個人は再応募できない。ただし、過去に選定された団体の構成員が個人部門で応募することは可能。また、過去に地方版「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に選定された団体および個人も再応募が可能。

(3)募集期間
2023年6月16日(金)~8月27日(日)

(4)選定方法
応募資料をもとに有識者懇談会において総合的に審査し、30地区程度を優良事例として選定。さらに、その中から部門ごとに以下の賞を選定し表彰する。

・団体部門
選定された優良事例の中から、所得向上や雇用創出の取り組み等を行っている団体をビジネス・イノベーション部門の「優秀賞」に、関係者の連携による活動で地域に活力をもたらす取り組み等を行っている団体をコミュニティ・地産地消部門の「優秀賞」に選定し表彰する。
・個人部門
選定された優良事例の中から、リーダー的な活躍をしている者等を個人部門の「優秀賞」に選定し表彰する。

また、部門を問わず選定された優良事例の中から、最も優れた取り組みを「グランプリ」、分野ごとに先鋭的な取り組みを「特別賞」として選定し表彰する。

(5)選定結果および選定証の授与
選定結果は、2023年10月~11月頃に「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の特設WEBサイト等で公表。その後、東京都内で開催する選定証授与式で選定証を授与し、交流会に招待する。

2022年度の選定証授与式

2022年度の交流会の様子(総理大臣官邸)

なお、応募は下記の専用ページで受け付けている。


「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード」
https://www.discovermuranotakara.com/sentei/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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