Life Lab、農業クレジットの取引履歴を公開する「アス・レジストリ」をリリース

農業特化型のカーボンクレジットサービス「Us Carbon Offset(アス・カーボンオフセット)」を提供する株式会社Life Labは、農業クレジットの取引履歴を追跡可能な形で公開する「Us Registry(アス・レジストリ)」をリリースした。

同じ炭素削減努力が複数回カウントされる現象であるダブルカウンティングの防止と、民間主導のボランタリークレジットの透明性・信頼性の強化による健全な炭素削減の推進を目指す。


ダブルカウンティング防止で透明性の高い取引を提供


「Us Carbon Offset」は、日本初の農業特化型ボランタリーカーボンオフセットプログラムだ。今回リリースされた「アス・レジストリ」は、アス・プログラムが運用する農業プロジェクトから生成されるクレジット(≒温室効果ガスの削減量)の発行および取引情報を公開する記録システム。カーボンクレジット市場参加者に対し、取引履歴を公開し、透明性の高い取引を提供する目的で運用される。


カーボンクレジットの発行や売買後の無効化などの取引情報を記録し、炭素削減の取り組みとその結果を正確に追跡。また、公開された情報を通じてカーボンクレジットの発行および取引履歴を確認し、プロジェクトの登録やクレジットの取引などのダブルカウンティングを検出・防止することが可能となる。

さらに、カーボンクレジット市場参加者間の情報共有と協力を促進し、市場の成長を加速させる。


Life LabのCEO 西田裕紀氏は、「日本国内において民間主導のボランタリークレジットは未だ認知度が低く、普及の壁を感じています。その壁を乗り越えるために、弊社のサービスはVCSやゴールドスタンダードのような先進プログラムの基準に基づいて開発されており、アス・レジストリもその一環として重要な役割を果たしていくと確信しています。ボランタリーカーボンクレジットが透明性を持って管理されることで、信頼性のある取引が行えることを示したいと考えています。私たちの先進的な取り組みが、日本国内における炭素市場の活性化に貢献し、カーボンクレジットの多様化を通して、関係する皆様に継続的な利益をもたらすことを期待しています」とコメントしている。


「Us Carbon Offset」
https://www.us-offset.com/
「Us Registry」
https://us-registry.com/
株式会社 Life Lab
https://www.life-lab.co.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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