親子で遊べる屋内型農場テーマパーク「マイリトルファーム」が2024年秋オープン

「キッザニア」の創業メンバーが率いる株式会社A.G.A.と体験農園や農業スクールを展開する株式会社マイファームが2024年1月に合弁会社を設立、屋内型農場テーマパーク「マイリトルファーム」を2024年秋にオープンする予定だ。

巨大な野菜や果物が育つふしぎな農場で遊ぶことで、子どもたちに自然の営みと自分の暮らしのつながりを感じるきっかけを提供するこの施設は、横浜市内に1号店の出店を予定しており、全国への展開も視野に入れている。


不思議な農場で冒険しながら学ぶ新しいアミューズメント


「マイリトルファーム」は、巨大な野菜や果物が実る広大な農場を舞台にした屋内型農場テーマパークで、親子が一緒に楽しむことができる遊び場だ。

キッザニアの創業メンバーによる教育的なアプローチを取り入れ、農業体験を通じて自然の営みを学びながら、様々なイベントも楽しむことができる。

不思議な農場での冒険的な遊び体験


「マイリトルファーム」では、農場全体が巨大なサイズにスケールアップされ、りんごや大根、乳牛や卵など、普段見慣れたものが巨大なサイズで楽しめる。絵本の中に迷い込んだような空間で、大きなリンゴを転がしたり、トランポリンのような葉っぱで飛び跳ねたりと、カラダ、ココロ、アタマを使う多彩な遊びで、子どもたちがワクワクする冒険がいっぱいだ。

五感を刺激する環境で育む体験


「マイリトルファーム」内には、農場環境ならではの五感刺激の仕組みが満載。視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚を通じて脳が刺激を受け、子どもたちの感覚が豊かに育まれる。

農場に身を置きながら、新しいコンセプトの遊び場で五感を刺激する体験が展開されている。

食を通じた現実世界のつながり


テーマパーク内で行われる「食」をテーマにしたワークショップやアクティビティでは、実際に野菜や果物を味わうことができ、身近な「食」を通じて自然の営みと自分の暮らしのつながりを感じる機会が提供される。

マイリトルファーム誕生に込められた熱い思い


株式会社A.G.A 代表取締役 CEO 井上義設氏

「私たちが毎日当たり前のように口にする野菜や果物ですが、実際に農作物が育っていく過程や、農家の仕事に思いを馳せる機会はどれだけあるでしょうか。農場を舞台にしたテーマパークで遊ぶことで、自分の生活の先に作る人がいる、自然の営みが広がっている、という気づきと発見があり、今まで見ていた世界がちょっとだけ違って見えてくるかもしれません。

今回のテーマパーク構想にあたり、実際に体験農園を展開されている『マイファーム』と事業連携できたことで、子どもたちをよりリアルな体験へとつなげる足がかりができました。マイリトルファームでの体験が子どもたちにとって自然や農に興味をもつきっかけとなり、自分の暮らしとつながっていると感じてもらえるような仕組みを作ってまいります」

株式会社マイファーム 代表取締役 西辻一真氏

「土を耕す、収穫するなど、人の営みと自然の営みが関わり循環する『農場』という空間では、五感をフルに使い、自然の不思議や生命の力強さに触れることができ、気づきや学びがたくさんあります。この体験を、自然と触れ合う機会が少ない子どもたちにも届けたい。この想いが『A.G.A.』と重なり、今回の事業連携に至りました。低年齢のうちから自然の営みを身近に感じることで、実際の農場に足を運んだり、もっと自然に触れたいという子どもたちの気持ちを育てられたら嬉しいです」


マイリトルファーム
https://mylittlefarm.jp/
株式会社マイファーム
https://myfarm.co.jp/
株式会社A.G.A
https://aga.co.jp/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便