農研機構、「スマート農業実証プロジェクト畑作技術検討会」を3月5日に開催

農研機構は、千葉県神崎町と共同で「スマート農業実証プロジェクト畑作技術検討会」を2024年3月5日(火)に神崎ふれあいプラザ文化ホールおよびオンラインで開催する。参加費は無料。

出典:https://www.naro.go.jp/event/files/sumanouhatasakutirasi_240209.pdf

関東の畑作におけるスマート農業の取り組み事例を紹介


労働力不足や後継者不足への対応として、農業生産におけるスマート農業技術の重要性が高まっている。畑作ではさまざまな作物が栽培されているが、多くの品目で作付け面積が減少傾向にあり、スマート農業技術の導入による栽培管理の省力化や効率化が求められているという。

今回開催されるセミナーは、2019年度に開始した「スマート農業実証プロジェクト」の中から、畑作に関連した課題についての取り組み成果を報告するほか、技術の導入や普及に向けた質疑や意見交換を行うもの。

講演プログラムは以下のとおりだ。

1.開会挨拶|13:10~13:20
(農研機構 中日本農業研究センター 所長 鈴木 孝子氏)

2.講 演|13:20~15:00
(1)基調講演
「スマート農業実証プロジェクトにおける成果と普及に向けての取り組み」
(農研機構 中日本農業研究センター 大下 泰生氏)
(2)実証事例
「スマート農業技術を用いたかんしょの栽培技術実証」
(株式会社NTTアグリテクノロジー 林 直志氏)
(3)実証事例 
「スマート農業技術を活用した落花生生産技術」
(株式会社NTTデータ経営研究所 BI推進室 熊田 総佳氏)
(4)実証事例 
「露地野菜栽培における自律走行ロボットを活用した農薬散布サービス」
(株式会社レグミン 近藤 克文氏)
休憩|15:00~15:10

3.スマート農業技術普及に向けての取り組みおよび経営的視点|15:10~15:55
(1) 神崎町のスマート農業の取り組み
農業法人神崎東部 石橋 一博氏)
(2) 営農支援・サービスシステムKSASについて
(株式会社関東甲信クボタ 担い手ソリューション部ソリューション課 松崎 美稀氏)
(3) スマート農業実証プロジェクトの経営分析結果から見たスマート農業技術導入による経営改善
(農研機構 みどり戦略・スマート農業推進室 田口 光弘氏)

4. 総合討議|16:00~16:25
コメンテーター
林 直志氏(NTTアグリテクノロジー)、熊田 総佳氏(NTTデータ経営研究所)、近藤 克文氏(レグミン)
石橋 一博氏(神崎東部)、松崎 美稀氏(関東甲信クボタ)、田口 光弘氏(農研機構)

5.閉会|16:30

開催概要

日時:2024年3月5日(火)13:10~16:30
場所:神崎ふれあいプラザ 文化ホール(千葉県香取郡神崎町神崎本宿96)およびオンライン
料金:無料
定員:200名
申込URL:
https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=MBzgSGhzkUq9DL7Stxstr8CCPvQw3-VOg43U_ZYA_QJUQzQ2OTE2RVdVVkVWNlNJRDNLUDUzQ1dXRi4u
申込〆切:2024年2月26日(月)


農研機構
https://www.naro.go.jp/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便