AIやロボットを活用した農業の未来を考える「AGRIST Aiサミット2024」が10月2日にオンライン配信

AGRIST株式会社は、AIおよびロボットを活用した脱炭素社会の課題を解決する方法を考える「AGRIST Aiサミット2024」の様子を2024年10月2日(水)にオンラインで配信する。生産性向上や労働力不足の解消に関心のある農業経営者をはじめ、学生や研究者、食への関心が高い消費者など誰でも無料で参加可能だ。


農業に特化したAI「AGRIST Ai」の詳細を発表


株式会社AGRISTは、テクノロジーで農業課題を解決し、持続可能な農業を実現するスタートアップ企業。 AIを搭載した自動収穫ロボットを活用したスマート農業を全国で展開している。

同社は、Microsoftの「Copilot」を活用してAzure上で農場から収集されたデータを解析し、農作物の収量を予測する「AGRIST Ai」を開発した。Microsoftの支援を受けて開発され、今年度から試験導入する。

このAIを活用することで収量予測の精度が大幅に向上され、反収あたり28.6%以上の収益増加が見込まれるという。また、最適な施肥量や灌水量の設定により、労働力不足の解消にもつながる。


今回行われるサミットでは、AGRIST Aiの詳細発表を予定しており、発表後にはAIとロボットがどのように農業の課題を解決し、持続可能な産業を創出していくのかをテーマに、AGRIST、Microsoft、マクニカ、日鉄興和不動産といった異業種の企業が、それぞれの視点から農業の未来を語り合う。

スケジュール
14:30 開会挨拶・SENQの紹介
14:40 AGRISTの紹介
15:00 「世界初の農業に特化したAIー農業課題を解決するAGRIST Ai」について
15:30 パネルディスカッション「AIとロボットを活用した社会課題解決方法」(ファシリテーター:秦裕貴)
16:00 配信終了

ゲスト

AGRIST株式会社 COO 秦裕貴氏

1993年 福岡県福津市生まれ。 2014年 北九州工業高等専門学校卒業・専攻科入学 2014年 専攻科在学中に合同会社NextTechnologyへ参画。粉末を焼結する特殊用途3Dプリンタの開発や、家庭用見守りロボットの開発に携わる。 2018年 同社代表に就任。「やってみたいを形にします!」をスローガンに、互いに得意なことを持ち寄り革新的な製品やサービスを「共創」することを心掛ける。 2019年 齋藤潤一氏とAGRIST株式会社を創業し、最高技術責任者に就任。 2022年 AGRIST株式会社の共同代表取締役に就任。

AGRIST株式会社 VPoE 清水秀樹氏

40歳までSIerとしてのキャリアを積み、主に金融系の事務効率化開発に携わる。新卒から10年間PMとして業務を行い、SIerとしてだけでなくマネージャーとしても活躍。動画や画像解析、AI自社パッケージの製品化から、フリーランスとしてスマホアプリを製作を経てAGRISTへ入社。AGRISTではAIエンジニア兼PMとして活躍中。

日鉄興和不動産株式会社 ライフデザイン総研室 佐藤有希氏

諦めない暮らしを実現したいという思いを胸に、入社当初より所属する日鉄興和不動産社内でリビオライフデザイン総研室を立ち上げ「人生を豊かにする暮らし」を追求。顧客調査や、新商品開発などを行っている。その傍ら、LIFE BASEを起業し、地方でのプロジェクトを推進、農泊施設の運営や地方での研修事業を中心に幅広く活動中。

日本マイクロソフト株式会社 スタートアップチーム本部長 戸谷仁美氏

新卒で日本マイクロソフトに入社し、外資系証券会社への転職を経て、再び日本マイクロソフトに復帰。証券業界向けの法人営業を約1年半担当後、2019年3月にスタートアップチームに加わり、日本のスタートアップチームのチームリードとして従事。現在はアジア地域(日本、韓国、中国)を担当するリージョナルセールスディレクターとして、6人のコアメンバーと共に、スタートアップの成長を技術面から加速するべく活動。

Frontier Research Lab Senior Researcher 兼 ソリューションビジネス推進室 室長

株式会社マクニカにて、半導体事業での技術統括部長として先端半導体の事業拡大に貢献、セキュリティ事業ではCPSセキュリティ分野に注力、フード・アグリテック事業では環境制御型農業の実現にむけた事業構築を進めている。 また、新たな技術領域としてバイオテクノロジーへの先端技術適用も研究中。

AGRIST Aiは、管理用のロボットや環境制御ツール、営農管理システムなど、多様な作物に対応できるよう機能を拡充していく予定だという。

また、農業用の収穫ロボットとの連携を強化することで、より収益性が高い農業を実現していくほか、AGRIST Aiを生産者に提供することで、日本の農業全体の生産性向上に貢献していきたいとしている。

開催概要

「AGRIST Aiサミット2024」
日時:2024年10月2日(水)14:30~16:00
場所:オンライン配信
料金:無料
申込:https://agristai.peatix.com


AGRIST株式会社
https://agrist.com/
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WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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