自動運転から可変施肥まで! 日本で購入できるスマートトラクターカタログ〈2023年版〉
トラクターは、いまや農業に欠かせない重要な農業機械(農機)です。サイズの大小こそあっても、専業農家はもちろん、兼業農家であっても持っていることが多いでしょう。最近では、AIやIoT、センシングなど、スマート農業を実現する製品も数多く発売されています。
そういった技術を搭載するトラクターはメーカーによって呼称も異なりますが、「ロボットトラクター」「アグリロボ」「スマートトラクター」などと呼ばれています。担い手の高齢化、人材不足などを補い、農業を持続可能なものにするために、未来の農業では不可欠になっていくでしょう。
ただし、現時点ではまだまだ万能な機械ではありません。価格も高額なものが多く、付加価値として提供されているものがほとんど。選択肢が増えているため、かえって選びにくくなっているかもしれません。
そこで本記事では、日本で購入可能なスマート農業技術を搭載したトラクター「スマートトラクター」にできること、代表的なメーカーの製品を、機能ごとに比較してご紹介したいと思います。
※価格・スペック等は2023年4月現在のものです。
トラクターの役割は非常に多岐に渡ります。圃場を耕して農作物を栽培しやすくする耕うんに始まり、種や肥料・農薬といった散布作業、草刈り、さらに収穫した農作物を運搬することも可能。ロータリーやハロー、施肥機、マルチャー、プラウなど作業機と呼ばれるアタッチメントを接続することで、さまざまな用途で使用できる農業機械です。
では、日本で販売されているトラクターには、一体どんなスマート農業技術が搭載されているのでしょうか? 一緒に見ていきましょう。
人工衛星を用いて位置を特定する「GPS」や「GNSS」、近距離に敷設してより高精度に位置を把握する「RTK」といった技術を用いて、圃場内を自動で走行する機能。
旋回やロータリーの昇降といった一部の操作を行う際は、人間の手が必要ですが、それ以外の操作はすべて自動で行ってくれます。
ゆくゆくは、圃場のセンシング情報、生育情報などをもとに、播種から収穫まで熟練農業者と同等レベルの作業が実現できるようになっていくでしょう。
GPSやGNSS、RTKなどを用いて圃場内を無人で走行する機能。こちらは専用のタブレットに登録したエリアやルートを基準に、すべての操作を自動で行ってくれるため、農業生産にかかる人手や労力を大幅に削減することができます。
1台は人間が操作し、1台は自動で追従するといった協調作業を行えるロボットトラクターもあり、将来的には周囲の安全を確かめた上で、カメラなどによる遠隔監視と無人での自動走行なども想定されます。そうなれば、遠隔地の農業をスマートトラクターのみで行うことも可能になるかもしれません。
GPSやGNSS、RTKなどを用いて直進走行をアシストする機能。A点+B点、A点+方角など、さまざまなパターンの基準線をつくることができるため、トラクターの運転に慣れていない人でも正確な作業が行えます。
この「直進」だけでもドライバーの慣れや技術が必要で、走行の軌跡によってのちのちの栽培効率も変わってくるため、特に田植機や作業機などで現場からの役に立つという声が増えています。今後は標準機能として備わっていくでしょう。
なお、直進アシストの機能自体は「自動運転」などに含まれますが、あえて直進アシストまでしか搭載しない、安価なトラクターもあるため、自動運転とは別にしています。
トラクターや作業機の稼働状況を管理する機能。パソコンやスマートフォンを利用して、作業の進捗状況や土壌の状態などを収集・分析できるため、農業生産の効率化や高収益が図れます。
近年は同じメーカー製の農機でしかデータのやり取りができない仕組みではなく、国が進める「WAGRI」といったメーカーの垣根を超えた共通フォーマット化の動きもあります。
ドローンで取得したセンシングデータを活用して肥料を散布する機能。必要な場所に必要な分だけ肥料を施せるため、まきムラのない施肥作業を実現できます。
ドローンなどを用いた可変施肥もありますが、トラクターでは作業時にそのまま施肥を行えるため、ニーズは高くなっています。
主な機能を見てみると、「自動走行」や「無人走行」はベストに思えますが、現実的には正確な四角形の圃場はほとんどなく、完全にトラクターに任せることは難しいとも言われています。また、障害物の有無やセンサーによる過敏な反応など、正確であるがゆえに生産者が想定する作業をそのまま再現できないこともあると聞きます。
その意味で、神経をすり減らさずに安心して作業を任せられる直進アシスト、データ連携や可変施肥といった機能だけでいいと考えている生産者も多いようです。
ここからは、2023年現在日本で販売されているスマートトラクターをご紹介していきます。
※搭載されている技術の分類方法は、SMART AGRI編集部にて独自のもので、メーカーによる分類とは異なる場合があります。
馬力:100
価格:1333万6400~1768万8000円(税込)
URL:https://agriculture.kubota.co.jp/product/tractor/MR-1000-A/
https://agriculture.kubota.co.jp/product/tractor/MR-1000-AH/
特長
「自動走行」と「無人走行」の2つの仕様を用意。必要な情報を入力するだけで作業ルートを自動で設定できる「作業ルート自動生成機能」やスイッチを入れるだけで枕地幅を考慮した作業開始位置まで自動で移動する「開始点自動誘導機能」も備える。
馬力:88・98・104・113
価格:860万7500~1797万9500円(税込)
URL:https://www.yanmar.com/jp/agri/products/tractor/yt488a_yt498a_yt4104a_yt5113a/
特長
自動走行と無人走行の2つのモードを用意。すべての操作を自動で行う「ロボットトラクターモード」とブレーキ操作のみ人間が行う「オートトラクターモード」の2つがある。
馬力:75・98
価格:要問い合わせ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/trac-robot/
特長
自動走行と無人走行の2つのモードを選べる。「隣接作業」、「一本飛ばし作業」、「協調作業」の3つの走行パターンがある。
馬力:21・28・32・35・38・41・45・48・54・60
価格:287万8700~923万1200円(税込)
URL:https://agriculture.kubota.co.jp/product/tractor/NB-21-GS/
特長
A(始点)・B(終点)2つの地点を登録して直進の基準線を設定し、直進アシスト機能を「ON」にするだけでハンドルが自動制御される。旋回後の目安線を表示する「旋回ガイダンス機能」や、未作業エリアと作業済みエリアを色分けして表示する「色塗りガイダンス機能」も備える。
馬力:28・30・33・38・45・52・57
価格:448万6900~892万7600円(税込)
URL:https://www.yanmar.com/jp/agri/products/tractor/yt3r/
特長
5つの走行パターンを登録し、作業幅やラップ幅(作業漏れがないように重なるスペースのこと)などを自由に設定できるため、高精度な作業が求められる水田のあぜ塗りや畑のうね立てに適している。
馬力:20・25
価格:要問い合わせ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/rts/
特長
「MTSAT」と「GPS」を用いたディファレンシャルGPS測位と、機体の傾きのズレを補正するジャイロセンサー(IMU)の2つを組み合わせているため、トラクターの運転に不慣れな人でも熟練農業者と同じ仕上がりになる。
馬力:36・50・60
価格:要問い合せ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/nta5/
特長
直進アシスト機能を使用中に、「基準線補正スイッチ」を操作すれば任意の基準線に修正されるため、走行経路にズレが生じてもすぐに戻すことができる。
馬力:18・20・23・25・24
価格:182万1600~366万9600円
URL:https://www.mam.co.jp/product/tractor/gs/gs.php
特長
後付けタイプの直進アシスト機能である「SE-Navi」を搭載できる。
馬力:30・33・36・45・50・55
価格:366万3000~739万2000円(税込)
URL:https://www.mam.co.jp/product/tractor/gm302/gm302.php
特長
後付けタイプの直進アシスト機能である「SE-Navi」を搭載できる。
馬力:30・33・36・45・50・55
価格:394万5700~873万8400円(税込)
URL:https://www.mam.co.jp/product/tractor/ga302-552/ga302-552.php
特長
後付けタイプの直進アシスト機能である「SE-Navi」を搭載できる。
馬力:30・34・36・46・50・54
価格:
URL:
特長
後付けタイプの直進アシスト機能である「SE-Navi」を搭載できる。
馬力:130・150・170
価格:1828万3100~2974万9500円(税込)
URL:https://agriculture.kubota.co.jp/product/tractor/M7-132-172/
特長
作業の進捗状況や機械の稼働情報、メンテナンスの予定などを記録できるクボタ独自の営農支援システムである「KSAS」に対応している。
馬力:100・110・115・125・135
価格:1240万4700~1714万7900円(税込)
URL:https://agriculture.kubota.co.jp/product/tractor/MGE-100-135/
特長
作業の進捗状況や機械の稼働情報、メンテナンスの予定などを記録できるクボタ独自の営農支援システムである「KSAS」に対応している。
馬力:86・101
価格:837万4300~947万1000円(税込)
URL:https://agriculture.kubota.co.jp/product/tractor/M-860W-1010W/
特長
作業の進捗状況や機械の稼働情報、メンテナンスの予定などを記録できるクボタ独自の営農支援システムである「KSAS」に対応している。
馬力:60・65・70
価格:908万6000~1210万8800円
URL:https://agriculture.kubota.co.jp/product/tractor/MR-600-700/
特長
作業の進捗状況や機械の稼働情報、メンテナンスの予定などを記録できるクボタ独自の営農支援システムである「KSAS」に対応している。
馬力:60・65・72
価格:733万7000~1034万円(税込)
URL:https://www.yanmar.com/jp/agri/products/tractor/yt460a_yt465a_yt472a/
特長
機械に異常が発生すると専用のサポートセンターに自動で連絡が入る「エラー情報通知サービス」などを提供するヤンマー独自のサービスである「SMARTASSIST」に対応している。
馬力:45・75
価格:588万8300~730万4000円(税込)
URL:https://www.yanmar.com/jp/agri/products/tractor/yt3r_narrowtread/
特長
機械に異常が発生すると専用のサポートセンターに自動で連絡が入る「エラー情報通知サービス」などを提供するヤンマー独自のサービスである「SMARTASSIST」に対応している。
馬力:115・123・130
価格:要問い合わせ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/trac-001/
特長
作業時間や燃料の使用量などを記録・分析する井関独自のサービスである「AGRISUPPORT」が標準で装備されている。
馬力:65・75・88・98
価格:要問い合わせ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/trac-002/
特長
作業時間や燃料の使用量などを記録・分析する井関独自のサービスである「AGRISUPPORT」が標準で装備されている。
馬力:43・50・55・65・65
価格:要問い合わせ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/trac-nta5/
特長
作業時間や燃料の使用量などを記録・分析する井関独自のサービスである「AGRISUPPORT」が標準で装備されている。
馬力:74.7・96.5・102
価格:要問い合わせ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/trac-tjx/
特長
作業時間や燃料の使用量などを記録・分析する井関独自のサービスである「AGRISUPPORT」に対応している。(オプション)
馬力:25・33・36・43・46・50・55・60
価格:要問い合わせ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/trac-nta5/
特長
作業時間や燃料の使用量などを記録・分析する井関独自のサービスである「AGRISUPPORT」に対応している。(オプション)
価格:要問い合わせ
URL:https://www.yanmar.com/jp/agri/products/dairy_farming/implement/mgc-pn-wn/
特長
少量精密散布が得意な「スパウト方式」とワイドな粒状肥料散布を実現する「2スピンナー方式」の2つの散布方式を選択できる。
これから担い手がさらに減っていく日本において、農業現場でのスマート農機は切っても切れない関係になるでしょう。高度な制御技術などを搭載したトラクターは当然価格も高くなりますが、直進アシスト機能があるだけでもかなり作業負担が軽減されると言われています。
古くなったトラクターの買い替えタイミングなどに、さまざまな補助金を活用しながら、圃場や経営規模に見合った最適なトラクターを選ぶ参考になれば幸いです。
そういった技術を搭載するトラクターはメーカーによって呼称も異なりますが、「ロボットトラクター」「アグリロボ」「スマートトラクター」などと呼ばれています。担い手の高齢化、人材不足などを補い、農業を持続可能なものにするために、未来の農業では不可欠になっていくでしょう。
ただし、現時点ではまだまだ万能な機械ではありません。価格も高額なものが多く、付加価値として提供されているものがほとんど。選択肢が増えているため、かえって選びにくくなっているかもしれません。
そこで本記事では、日本で購入可能なスマート農業技術を搭載したトラクター「スマートトラクター」にできること、代表的なメーカーの製品を、機能ごとに比較してご紹介したいと思います。
※価格・スペック等は2023年4月現在のものです。
スマートトラクターに搭載されているスマート農業技術とは
トラクターの役割は非常に多岐に渡ります。圃場を耕して農作物を栽培しやすくする耕うんに始まり、種や肥料・農薬といった散布作業、草刈り、さらに収穫した農作物を運搬することも可能。ロータリーやハロー、施肥機、マルチャー、プラウなど作業機と呼ばれるアタッチメントを接続することで、さまざまな用途で使用できる農業機械です。
では、日本で販売されているトラクターには、一体どんなスマート農業技術が搭載されているのでしょうか? 一緒に見ていきましょう。
1. 自動走行(搭乗状態)
人工衛星を用いて位置を特定する「GPS」や「GNSS」、近距離に敷設してより高精度に位置を把握する「RTK」といった技術を用いて、圃場内を自動で走行する機能。
旋回やロータリーの昇降といった一部の操作を行う際は、人間の手が必要ですが、それ以外の操作はすべて自動で行ってくれます。
ゆくゆくは、圃場のセンシング情報、生育情報などをもとに、播種から収穫まで熟練農業者と同等レベルの作業が実現できるようになっていくでしょう。
2. 無人走行(有人監視)
GPSやGNSS、RTKなどを用いて圃場内を無人で走行する機能。こちらは専用のタブレットに登録したエリアやルートを基準に、すべての操作を自動で行ってくれるため、農業生産にかかる人手や労力を大幅に削減することができます。
1台は人間が操作し、1台は自動で追従するといった協調作業を行えるロボットトラクターもあり、将来的には周囲の安全を確かめた上で、カメラなどによる遠隔監視と無人での自動走行なども想定されます。そうなれば、遠隔地の農業をスマートトラクターのみで行うことも可能になるかもしれません。
3. 直進アシスト
GPSやGNSS、RTKなどを用いて直進走行をアシストする機能。A点+B点、A点+方角など、さまざまなパターンの基準線をつくることができるため、トラクターの運転に慣れていない人でも正確な作業が行えます。
この「直進」だけでもドライバーの慣れや技術が必要で、走行の軌跡によってのちのちの栽培効率も変わってくるため、特に田植機や作業機などで現場からの役に立つという声が増えています。今後は標準機能として備わっていくでしょう。
なお、直進アシストの機能自体は「自動運転」などに含まれますが、あえて直進アシストまでしか搭載しない、安価なトラクターもあるため、自動運転とは別にしています。
4. データ連携
トラクターや作業機の稼働状況を管理する機能。パソコンやスマートフォンを利用して、作業の進捗状況や土壌の状態などを収集・分析できるため、農業生産の効率化や高収益が図れます。
近年は同じメーカー製の農機でしかデータのやり取りができない仕組みではなく、国が進める「WAGRI」といったメーカーの垣根を超えた共通フォーマット化の動きもあります。
5. 可変施肥
ドローンで取得したセンシングデータを活用して肥料を散布する機能。必要な場所に必要な分だけ肥料を施せるため、まきムラのない施肥作業を実現できます。
ドローンなどを用いた可変施肥もありますが、トラクターでは作業時にそのまま施肥を行えるため、ニーズは高くなっています。
主な機能を見てみると、「自動走行」や「無人走行」はベストに思えますが、現実的には正確な四角形の圃場はほとんどなく、完全にトラクターに任せることは難しいとも言われています。また、障害物の有無やセンサーによる過敏な反応など、正確であるがゆえに生産者が想定する作業をそのまま再現できないこともあると聞きます。
その意味で、神経をすり減らさずに安心して作業を任せられる直進アシスト、データ連携や可変施肥といった機能だけでいいと考えている生産者も多いようです。
日本で販売されているスマートトラクター
ここからは、2023年現在日本で販売されているスマートトラクターをご紹介していきます。
※搭載されている技術の分類方法は、SMART AGRI編集部にて独自のもので、メーカーによる分類とは異なる場合があります。
自動走行・無人走行
クボタ「Agri Robo」シリーズ
馬力:100
価格:1333万6400~1768万8000円(税込)
URL:https://agriculture.kubota.co.jp/product/tractor/MR-1000-A/
https://agriculture.kubota.co.jp/product/tractor/MR-1000-AH/
特長
「自動走行」と「無人走行」の2つの仕様を用意。必要な情報を入力するだけで作業ルートを自動で設定できる「作業ルート自動生成機能」やスイッチを入れるだけで枕地幅を考慮した作業開始位置まで自動で移動する「開始点自動誘導機能」も備える。
ヤンマー「YT488A/YT498A/YT4104A/YT5113A」
馬力:88・98・104・113
価格:860万7500~1797万9500円(税込)
URL:https://www.yanmar.com/jp/agri/products/tractor/yt488a_yt498a_yt4104a_yt5113a/
特長
自動走行と無人走行の2つのモードを用意。すべての操作を自動で行う「ロボットトラクターモード」とブレーキ操作のみ人間が行う「オートトラクターモード」の2つがある。
井関農機「TJV」シリーズ
馬力:75・98
価格:要問い合わせ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/trac-robot/
特長
自動走行と無人走行の2つのモードを選べる。「隣接作業」、「一本飛ばし作業」、「協調作業」の3つの走行パターンがある。
直進アシスト
クボタ「GS」シリーズ
馬力:21・28・32・35・38・41・45・48・54・60
価格:287万8700~923万1200円(税込)
URL:https://agriculture.kubota.co.jp/product/tractor/NB-21-GS/
特長
A(始点)・B(終点)2つの地点を登録して直進の基準線を設定し、直進アシスト機能を「ON」にするだけでハンドルが自動制御される。旋回後の目安線を表示する「旋回ガイダンス機能」や、未作業エリアと作業済みエリアを色分けして表示する「色塗りガイダンス機能」も備える。
ヤンマー「YT3R」シリーズ
馬力:28・30・33・38・45・52・57
価格:448万6900~892万7600円(税込)
URL:https://www.yanmar.com/jp/agri/products/tractor/yt3r/
特長
5つの走行パターンを登録し、作業幅やラップ幅(作業漏れがないように重なるスペースのこと)などを自由に設定できるため、高精度な作業が求められる水田のあぜ塗りや畑のうね立てに適している。
井関「レスパ RTS5」シリーズ(直進アシストシステムオペレスタ搭載RTS)
馬力:20・25
価格:要問い合わせ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/rts/
特長
「MTSAT」と「GPS」を用いたディファレンシャルGPS測位と、機体の傾きのズレを補正するジャイロセンサー(IMU)の2つを組み合わせているため、トラクターの運転に不慣れな人でも熟練農業者と同じ仕上がりになる。
井関「ジアス NTA5シリーズ」(直進アシスト仕様)
馬力:36・50・60
価格:要問い合せ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/nta5/
特長
直進アシスト機能を使用中に、「基準線補正スイッチ」を操作すれば任意の基準線に修正されるため、走行経路にズレが生じてもすぐに戻すことができる。
三菱マヒンドラ「GS・GSE」シリーズ
馬力:18・20・23・25・24
価格:182万1600~366万9600円
URL:https://www.mam.co.jp/product/tractor/gs/gs.php
特長
後付けタイプの直進アシスト機能である「SE-Navi」を搭載できる。
三菱マヒンドラ「GM」シリーズ
馬力:30・33・36・45・50・55
価格:366万3000~739万2000円(税込)
URL:https://www.mam.co.jp/product/tractor/gm302/gm302.php
特長
後付けタイプの直進アシスト機能である「SE-Navi」を搭載できる。
三菱マヒンドラ「GA」シリーズ
馬力:30・33・36・45・50・55
価格:394万5700~873万8400円(税込)
URL:https://www.mam.co.jp/product/tractor/ga302-552/ga302-552.php
特長
後付けタイプの直進アシスト機能である「SE-Navi」を搭載できる。
三菱マヒンドラ「GAK」シリーズ
馬力:30・34・36・46・50・54
価格:
URL:
特長
後付けタイプの直進アシスト機能である「SE-Navi」を搭載できる。
データ連携
クボタ「M7」シリーズ
馬力:130・150・170
価格:1828万3100~2974万9500円(税込)
URL:https://agriculture.kubota.co.jp/product/tractor/M7-132-172/
特長
作業の進捗状況や機械の稼働情報、メンテナンスの予定などを記録できるクボタ独自の営農支援システムである「KSAS」に対応している。
クボタ「GENEST」シリーズ
馬力:100・110・115・125・135
価格:1240万4700~1714万7900円(税込)
URL:https://agriculture.kubota.co.jp/product/tractor/MGE-100-135/
特長
作業の進捗状況や機械の稼働情報、メンテナンスの予定などを記録できるクボタ独自の営農支援システムである「KSAS」に対応している。
クボタ「WORLD Special Edition」シリーズ
馬力:86・101
価格:837万4300~947万1000円(税込)
URL:https://agriculture.kubota.co.jp/product/tractor/M-860W-1010W/
特長
作業の進捗状況や機械の稼働情報、メンテナンスの予定などを記録できるクボタ独自の営農支援システムである「KSAS」に対応している。
クボタ「REXIA」シリーズ
馬力:60・65・70
価格:908万6000~1210万8800円
URL:https://agriculture.kubota.co.jp/product/tractor/MR-600-700/
特長
作業の進捗状況や機械の稼働情報、メンテナンスの予定などを記録できるクボタ独自の営農支援システムである「KSAS」に対応している。
ヤンマー「YT460A/YT465A/YT472A」
馬力:60・65・72
価格:733万7000~1034万円(税込)
URL:https://www.yanmar.com/jp/agri/products/tractor/yt460a_yt465a_yt472a/
特長
機械に異常が発生すると専用のサポートセンターに自動で連絡が入る「エラー情報通知サービス」などを提供するヤンマー独自のサービスである「SMARTASSIST」に対応している。
ヤンマー「YT345RJ/YT357JR」(Z仕様を除く)
馬力:45・75
価格:588万8300~730万4000円(税込)
URL:https://www.yanmar.com/jp/agri/products/tractor/yt3r_narrowtread/
特長
機械に異常が発生すると専用のサポートセンターに自動で連絡が入る「エラー情報通知サービス」などを提供するヤンマー独自のサービスである「SMARTASSIST」に対応している。
井関農機「TJW1153/TJW1233/TJW1303」
馬力:115・123・130
価格:要問い合わせ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/trac-001/
特長
作業時間や燃料の使用量などを記録・分析する井関独自のサービスである「AGRISUPPORT」が標準で装備されている。
井関農機「TJV655/TJV755/TJV885/TJV985」
馬力:65・75・88・98
価格:要問い合わせ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/trac-002/
特長
作業時間や燃料の使用量などを記録・分析する井関独自のサービスである「AGRISUPPORT」が標準で装備されている。
井関農機「NTA435/NTA505/NTA555/NTA605/NTA465」
馬力:43・50・55・65・65
価格:要問い合わせ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/trac-nta5/
特長
作業時間や燃料の使用量などを記録・分析する井関独自のサービスである「AGRISUPPORT」が標準で装備されている。
井関農機「TJX743/TJX873/TJX973」
馬力:74.7・96.5・102
価格:要問い合わせ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/trac-tjx/
特長
作業時間や燃料の使用量などを記録・分析する井関独自のサービスである「AGRISUPPORT」に対応している。(オプション)
井関農機「NT5シリーズ」(低床仕様除く)
馬力:25・33・36・43・46・50・55・60
価格:要問い合わせ
URL:https://products.iseki.co.jp/tractor/trac-nta5/
特長
作業時間や燃料の使用量などを記録・分析する井関独自のサービスである「AGRISUPPORT」に対応している。(オプション)
可変施肥(作業機)
ヤンマー可変施肥ブロードキャスタ「MGC-PN/WN series」
価格:要問い合わせ
URL:https://www.yanmar.com/jp/agri/products/dairy_farming/implement/mgc-pn-wn/
特長
少量精密散布が得意な「スパウト方式」とワイドな粒状肥料散布を実現する「2スピンナー方式」の2つの散布方式を選択できる。
まとめ
これから担い手がさらに減っていく日本において、農業現場でのスマート農機は切っても切れない関係になるでしょう。高度な制御技術などを搭載したトラクターは当然価格も高くなりますが、直進アシスト機能があるだけでもかなり作業負担が軽減されると言われています。
古くなったトラクターの買い替えタイミングなどに、さまざまな補助金を活用しながら、圃場や経営規模に見合った最適なトラクターを選ぶ参考になれば幸いです。
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