Happy Quality、植物の萎れが検知できる栽培管理ツール「Wilt Watcher」をリリース

株式会社Happy Qualityは、植物の萎れの早期発見や検知に役立つ栽培管理ツール「Wilt Watcher(ウィルトウォッチャー)」を2024年8月2日から販売開始した。


植物の健康状態を監視し、萎れを早期に発見


株式会社Happy Qualityは、農家の減少や高齢化により匠の農業技術が失われるといった農業における社会課題を解決するため、データドリブン農業の研究開発を行う企業。ビックデータやAI、光学センサ等を用いて、高品質・高単価なメロンやトマトの安定生産、FC農家からの全量買取および品質保証による高単価販売を実現している。

今回販売を開始するWilt Watcherは、同社の主力製品である高品質・高機能トマト「Hapitoma」を安定的に生産するために開発された「AI自動潅水制御システム」内の機能を活用した栽培管理ツール。急な天気の変化など、農場を離れている時でも安心して栽培できるシステムを目指して開発された。

植物の萎れをグラフや数値として可視化することが可能で、設定した任意の萎れ値をもとに、基準を下回った場合にアラートで通知される。気候変動などによる急な萎れなども検知するため、安心して日常業務を行えるという。


今後は、クラウド版のリリースが11月に予定されているほか、他製品と連携を行うためのAPIの実装も行う。Happy Qualityは、スマート農業の現場実装を進めることで、日本農業の活性化に貢献していきたいとしている。

製品概要

植物の見守り番長「エッジ版・Wilt Watcher」
構成:通信制御部・接続ケーブル・カメラ
給電方式:PoE給電または100Vコンセント給電


株式会社Happy Quality
https://happy-quality.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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