用語辞典

作付面積(さくづけめんせき)

作付面積とは、種まき、植付けをした作物のうち、作物が土壌に定着した部分の面積のこと。

サプライチェーン(さぷらいちぇーん)

サプライチェーンとは、製造業における、生産消費工程の一連の流れのこと。

残留農薬(ざんりゅうのうやく)

残留農薬とは、野菜などを育てる際に使われ、食品中に含まれたままになっている農薬のこと。食品安全委員会が人が摂取しても安全と評価した量の範囲で、食品ごとに設定されている。農薬などが基準値を超えて残留する食品の販売、輸入は、食品衛生法により禁止されている。

Sigfox(しぐふぉっくす)

Sigfoxとは、フランスのSigfox S.A.が提供しているIoT用のLPWA通信規格。2009年よりフランスで導入が始まり、ヨーロッパを中心に現在60カ国で展開中。日本では京セラコミュニケーションシステム株式会社がSigfoxネットワークを独占展開。2019年3月末時点の国内人口カバー率は95%。

施設園芸(しせつえんげい)

施設園芸とは、ガラス室やビニールハウス等で行う栽培のこと。主に通常夏季に生産するものを、秋~春にかけて生産するために用いられる。加温設備を備えることで、露地では難しい冬季の栽培も可能になる。

周年生産(しゅうねんせいさん)

周年生産とは、丸1年の間、季節などを問わず継続的に生産すること。類義語は「周年栽培」。

就農支援制度(しゅうのうしえんせいど)

就農支援制度とは、新規就農者が農業を始める上で活用できる、国が設置している制度のこと。青年就農給付金や、就農支援資金などがあり、住居や耕作地の取得、学習準備、機材の購入などに利用できる。融資制度の場合は、計画を提出して審査を通過しなければならない。

就農準備校(しゅうのうじゅんびこう)

就農準備校とは、在職中でも座学と実習を通じて農業を学ぶことができる研修サービス。全国8か所あり、誰でも申し込むことが可能。

集落営農法人(しゅうらくえいのうほうじん)

集落営農法人とは、集落単位で農業を営む経営体のこと。地縁、血縁関係者によるもので、農業機械を共有したり、農地計画を共同して実行する。

植物工場(しょくぶつこうじょう)

植物工場とは、屋内で生育環境を人工的にコントロールして植物を栽培するシステム。天候や害虫などの外的要因に左右されることがないため、衛生的な植物を安定的に収穫することができる。

食料自給率(しょくりょうじきゅうりつ)

食料自給率とは、国内の食料消費が、国産でどの程度まかなえているかを示す指標。特定の品目ごとに算出する品目別自給率と、食料全体について共通の「ものさし」で単位を揃えることにより計算する総合食料自給率がある。このうち総合食料自給率には、熱量で換算するカロリーベースと金額で換算する生産額ベースの2種類がある。

食料・農業・農村基本法(しょくりょう・のうぎょう・のうそんきほんほう)

食料自給率の向上、農業・農村の役割の拡大を目的に、農業政策の基本方針について定めた法律。農業基本法に代わって1999年に制定された。

新規就農者向けの無利子資金制度(しんきしゅうのうしゃむけのむりししきんせいど)

認定就農者を対象に、農業を始めるために必要となる資金を長期かつ無利子で貸し付ける国の制度。

新規就農相談センター(しんきしゅうのうそうだんせんたー)

全国農業会議所内にある新規就農についての相談窓口のこと。農業法人の求人やインターンなどの情報の他、農業従事者の経営相談なども行っている。

CSA(しーえすえー)

CSAとは、地域支援型農業のこと。英語は「Community Supported Agriculture」。特定の消費者が、生産者と農産物の種類、生産量、価格、分配方法等について、代金前払い契約を結ぶ農業のこと。地域が支える新たな農業の一形態。

JGAP(じぇいぎゃっぷ)

JGAPとは、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる日本の認証制度で、農業生産工程管理手法の1つ。日本独自の制度だったが、その内容をもとにアジア圏までを含むASIAGAPへとシフトしている。第三者機関の審査により、正しく導入されていることが確認された農場に認証が与えられ、消費者や卸売業者が安心して農産物を購入できる農場であることを証明できる。

自動除草ロボット(じどうじょそうろぼっと)

自律走行しながら、栽培している作物と雑草を見分けて除草するロボット。この技術は、農業以外にも太陽光発電所や学校、公共施設等の定期的な芝刈りにも活用されている。

自動選果(じどうせんか)

自動選果とは、果実や作物の最適な選定を自動的に行う仕組みのこと。収穫に適した状態を判別したり、より成熟した状態を見極める。大規模な選別機械のほか、スペクトラルカメラやAIによる分析などが用いられたスマート農業ソリューションも増えてきている。

自動走行トラクター(じどうそうこうとらくたー)

GPS機能により意図した経路を自律走行するトラクター。現在、人が肉眼で監視することが義務づけられているが、農林水産省は2020年までに遠隔監視で稼働できるよう安全基準の整備を進めている。

GFSI(じーえふえすあい)

GFSIとは、「世界食品安全イニシアチブ」(Global Food Safety Initiative)の略で、「すべての消費者に安全な食材を」をビジョンに掲げた業界団体。世界70カ国、400社以上の小売・食品メーカーで構成されており、食品安全に関わる認証制度の信頼性を判断・認証する、つまりGAPなどの認証制度へ評価を下す、監視官的な役割を果たす。

水耕栽培(すいこうさいばい)

植物の根を肥料を溶かした培養液に浸して育成する栽培方法。近年、魚の栽培を組み合わせたシステムや、水気耕栽培など、水耕栽培を応用した栽培方法も登場している。

スマート米栽培(すまーとこめさいばい)

スマート米栽培とは、オプティムのドローン、AIを活用したピンポイント農薬散布テクノロジーを活用して実現した、減農薬米栽培の方法のこと。稲の生育状況などをドローンで撮影し、害虫による影響がある部位に必要最小限の農薬を使用して、減農薬栽培を実現する。佐賀県みやき町の実証実験からスタートしている。

スマート農業(すまーとのうぎょう)

農業人口の減少や少子高齢化などの社会問題を背景に、ロボット技術やICTを活用して、脱属人的な農業を実現しようとする試み。例として、農作業の自動化、ノウハウのデータ化、データ分析による精密農業などがある。

SMARTPILOT(すまーとぱいろっと)

SMARTPILOTとは、ヤンマーが開発した、位置情報やロボット技術などのICTを活用して農作業の省力・省人化、効率化を実現する自動運転トラクターのシリーズ名。

スマート米(すまーとまい)

スマート米とは、株式会社オプティムが取り組む「スマートアグリフードプロジェクト」の一環で栽培された米。AIやドローンを活用した「ピンポイント農薬散布テクノロジー」を用い、農薬の使用量を抑え、労働力も軽減している。2019年現在は九州、東北を中心に栽培されている。

青年等就農計画制度(せいねんとうしゅうのうけいかくせいど)

新たに農業を始める者が、国から様々な金銭的支援を受けられる制度のこと。市町村が掲げる農業経営の基本構想に基づき就農計画を作成し、その認定を受ける必要がある。

精密農業(せいみつのうぎょう)

センシング技術やビッグデータを用いて農作物の育成状況をきめ細かに観察する農業手法。品質の高い作物を多量に収穫することが狙いである。

全国農地ナビ(ぜんこくのうちなび)

全国農地ナビとは、市町村および農業委員会が整備している農地台帳および農地に関する地図について、運営・管理団体である全国農業会議所が、農業委員会等と公表事務にかかる委託契約を結んだ上で、農地法に基づき農地情報をインターネット上で公表するサイト。正式名称は「農地情報公開システム」。

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WRITER LIST

  1. 蒼井ネコ
    農学系の兼業ライター。某大学農学部、某農業レストラン、某飲料会社商品企画を経て、現在は某マルシェアプリでwebマガジン編集として働きながら、猫様のお世話をしている。
  2. 大坪雅喜
    おおつぼまさのぶ。1973年長崎県佐世保市生まれ。FARM DOI 21代表(農業者)・アグリアーティスト。 早稲田大学第一文学部史学科考古学専修卒業。学生時代に考古学、水中写真、自然農という世界を覗き込む。2006年9月、義父が営む農業の後継者として福岡県大川の地で就農。農業に誇りを持ち、未来には普通となるような農業の仕組みやサービス(カタチ)を創造していくイノベーションを巻き起こしたいと考える。縁のある大切な人たち(家族)と過ごす物心ともに満たされた暮らしの実現こそが農業経営の最終的な目的。現在、佐賀大学大学院 農学研究科 特別の課程 農業版MOT 在籍中。
  3. 柴田真希
    管理栄養士。㈱エミッシュ代表取締役。Love Table Labo.代表。27年間悩み続けた便秘を3日で治した雑穀や米食の素晴らしさを広めるべく、雑穀のブランド「美穀小町」を立ち上げる。現在はお料理コーナーの番組出演をはじめ、各種出版・WEB媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メー カーや飲食店のメニュー開発やプロデュースなどを手がける。『私は「炭水化物」を食べてキレイにやせました。』(世界文化社)、『はじめての酵素玄米』(キラジェンヌ)など著書多数。
  4. 大城実結
    おおしろ みゆう。フリーランス編集ライター、大城文筆事務所所長。一次産業ほか地域文化、アウトドアなどお天道様系分野を専門に編集・執筆している。自転車で鍛えた脚力を活かし、農家さんのお手伝いをしながらインタビュー取材を積極的に行う。玉掛け免許と床上式操作クレーン免許所持。
  5. 井中優治
    いちゅうゆうじ。株式会社収穫祭ベジプロモーター。福岡県農業大学校卒。オランダで1年農業研修。元広告代理店勤務を経て、新規就農6年目。令和元年5月7日に株式会社収穫祭を創業。主に農業現場の声や九州のイベント情報などを発信している。