お米の備蓄と保存方法は?「ローリングストック」やってみました!

近ごろ自宅で食事をとる機会が増えた私は、いろいろな食材をネット通販で購入しています。中でもほぼ100%ネット通販で購入している食材が「お米」です。

ネット通販のお米は量が多くなりがちで、保存場所や保存方法に迷っているという方は多いのではないでしょうか。そんなあなたのために、お米の保存期間に応じたお米の選び方・保存方法についてご紹介していきます!


食べながら備蓄もできる「ローリングストック」という考え方

お米の保存方法を知りたいあなたにもう一歩進んで考えていただきたいのが、お米の「備蓄」についてです。

ここ数年の日本では毎年どこかで地震や記録的大雨などの自然災害が起きています。自分が被災したり、物流が止まったり、店頭在庫が急に少なくなったりした時、最低限の食品や日用品の備蓄があれば、慌てずに落ち着いて行動することができます。

備蓄は、それほど難しいことではありません。農林水産省家庭備蓄ポータルでは、食品備蓄の基本として「ローリングストック」という方法が推奨されています。3日分から1週間分の食料を家庭に在庫して使いながら、減った分を適宜買い足していくという方法です。

お米の備蓄の量はどのくらいあれば良い?


では、「家族の1週間分のお米」の量はどのくらいなのでしょう。

まず、白米1合(150g)から炊けるご飯は350g、茶碗1杯分のご飯を140gとすると約2.5杯分です。

白米1合
1人が1日に茶碗2杯のご飯を食べるとすると、1週間で14杯分、5.6合(840g)のお米が必要です。これを基準に計算すると、2人暮らしなら約12合(1800g)が備蓄として必要な白米の量となります。

2人暮らし1週間分のお米
普段2kg入袋で買っている家庭なら、今使っている白米の他にプラス1袋を余分に買っておき、それを開封したらまた2kg買う——とすれば難なくローリングストックできそうですね。

どれくらいの量を消費するかは家庭によって異なりますので、自身の家庭での備蓄量を計算してみてくださいね。

お米の美味しさを長持ちさせる保存方法


基本の白米の保存方法


白米を保存するときには、米の酸化、カビの発生、臭い移り、虫の発生の4つに気をつけ、精米日から1カ月以内に食べきることがポイントです。家庭では密封して冷蔵庫に入れるのが簡単な方法です。


密封袋に入れたお米をファイルボックスに立てて冷蔵庫にコンパクトに収納

1カ月以上保存するなら玄米を買おう


ネット通販でお米を買う場合は多めの量にした方がお買い得です。冷蔵庫に入りきらず、消費に1カ月以上かかる量で購入したいときは、白米よりも保存が容易な玄米を買うのがおすすめです。

玄米を1カ月以上常温保存する時は、密封袋(大きな米袋の場合は衣類圧縮袋など)に入れて空気を抜き、冷暗所に置きます。

使い捨てカイロを玄米と同封する
密封袋の中に脱酸素剤や使い捨てカイロを同封すると袋内の酸素を取り除くことができ、玄米の呼吸を抑えると共に虫の発生を防ぐこともできます。

開封後は1週間分ずつ小分けして使っていくと良いでしょう。

1kgずつ小分けにした玄米

備蓄した玄米を精白して食べる

適切に保存されていた玄米は、炊飯前に精白することで、買ったばかりの白米と同様に美味しく食べることができます。

玄米を精白するには精米機が必要です。

家庭用精米機で精白中の玄米
家庭用精米機があればいつでも精白したてのご飯を食べることができますし、お米屋さんに持ち込むかコイン精米機を利用して精米することもできます。

精白したてのご飯は格別のお味
もちろん精白せず玄米のまま食べることもできます。

玄米ご飯の炊き方はこちらから
栄養満点の玄米のふっくらおいしい炊き方~炊飯器・圧力鍋~



もしもの時も美味しいご飯を食べたいから

お米の備蓄に挑戦してみて、保存期間に合ったお米選びや、その保存方法を知ることができました。いつかやってくるかもしれない“もしもの時”に備え、いつものお米を少し多めに保存しておくことから始めてみてはいかがでしょうか。


■新米もいよいよ登場、安心・おいしい「スマート米」

全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米づくりをしている「スマート米」は、先進のIT技術を利用し、農薬や肥料の使用量を最小限に抑えて育てたお米です。特別栽培米や残留農薬不検出のお米も。各地のおいしい銘柄をラインナップしています。白米と同じように手軽に炊ける無洗米玄米もあります。お求めはスマート米オンラインショップ SMART AGRI FOOD  からどうぞ。

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WRITER LIST

  1. 堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
  2. 大槻万須美
    管理栄養士・フードスタイリスト。楽しく食べて健康に。食の大切さを伝えるため、料理教室、バレエダンサーやアスリートのパーソナル栄養サポート、レシピ・コラムの提供など幅広く活動。子どもの頃の毎年の米作り経験から、身近な食体験の重要性についても実感し、おとなと子どもの食育サポートにも力を注いでいる。
  3. 田牧一郎
    たまきいちろう。68歳。日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  4. 田中克樹
    たなかかつき。32年間の農業出版社勤務を経て、2020年末、故郷の八ヶ岳南麓に帰郷。仲間と共に農業・福祉系NPOを立ち上げ、遊休農地・耕作放棄地を再生し、心身の癒しや健康づくりにつながる有機無農薬の体験型農園づくりに取り組む。NPOでは田んぼ除草にホバークラフトを活用したスマート技術を開発中。農と風土(フード)を愛する人たち向けのブックカフェ・居酒屋を開くのが夢。
  5. 山田正美
    大阪工業大学大学院修了。福井県職員として、農業試験場研究員、専門技術員、農業技術経営課長、農林水産部技幹を経て退職。現在、日本生産者GAP協会常務理事、日本農業サポート研究所主席コンサルタント。
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