おいしくて安心な新米「スマート米2021」の生産農家さんを紹介します【奥能登・宮崎さん】

全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米づくりをしている「スマート米」。先進のIT技術を利用し、農薬や肥料の使用量を最小限に抑えて育てたお米です。特別栽培米残留農薬不検出のお米も。各地のおいしい銘柄をラインナップしています。

今回は奥能登で特別栽培米のコシヒカリづくりをしている、宮崎数馬さん(石川県輪島市 有限会社 ファーマー)に2020年の新米やスマート農業について聞きました。

宮崎さんの「スマート米 奥能登コシヒカリ 特別栽培米」販売はこちら


世界農業遺産の地で育まれた能登の特別栽培米


輪島市がある能登半島は、「能登はやさしや土までも」と称されるように土地が肥えていることで有名です。能登半島は米どころとして知られる新潟県とほぼ同じ緯度に位置し、なおかつ朝夕の寒暖差が大きいことで、おいしいコシヒカリができる産地です。

ここで、コシヒカリづくりをしている宮崎さんは、次のようにお米について話してくれました。

「スマート米を栽培している田んぼは海に囲まれた場所で、ミネラル分が豊富なお米ができます。昼夜の寒暖差も1年を通じて大きいという、いい米ができる条件が整った理想的な地域です。豊かな食文化が育まれた能登生まれのコシヒカリを、ぜひ能登の食材とともに味わってみてください」
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宮崎さんのお米は、安全性にも十分配慮しているそうです。

「私どもでは特別栽培米の認証を取得するための農薬使用量50%を超えた、60%の使用量削減を実現し、できるだけ安全でおいしい能登のお米をご提供できるよう努めています」

農業と里山の保全に、スマート農業で取り組む


自然豊かでおいしいお米のできる奥能登ですが、環境を守り、農業を続けていくのには、大きな課題があるそうです。
宮崎さんたちがお米づくりをしている本郷という地域は、棚田が並ぶ美しい里山。しかし、石川県で最も過疎が進んでいる地域でもあります。


宮崎さんはこの里山と農業を保全していく取り組みを行っています。

「高齢の農家さんや離農される農家さんの圃場での栽培を請け負いながら、能登地域の農業法人と協力して、この地域の農業と里山の保全に努めています」

高齢化で担い手不足という地域の課題を解決するために、取り入れたのがスマート農業でした。

「生育にムラがあった状況をドローンで撮影し、画像をAIで解析。必要な箇所にだけドローンの自動飛行で肥料を追加することで、生育ムラの解消と収量アップにも貢献しています」


ドローンを飛ばす宮崎数馬さん(左)と息子の隆司さん
新技術を利用しながら、お米づくりと地域の環境保全に取り組む宮崎さん。今後の展望として次のように語ってくれました。

「担い手よりも耕作放棄地の方があふれていて、もはや自分だけではどうにもならないと思っていましたが、スマート農業技術が入ってくることで、解決できるようになると思います」

そんな宮崎さんのお米をぜひ味わってみてください。
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新米もいよいよ登場、安心・おいしい「スマート米」

全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米づくりをしている「スマート米」は、先進のIT技術を利用し、農薬や肥料の使用量を最小限に抑えて育てたお米です。特別栽培米や残留農薬不検出のお米も。各地のおいしい銘柄をラインナップしています。白米と同じように手軽に炊ける無洗米玄米もあります。お求めはスマート米オンラインショップ SMART AGRI FOOD  からどうぞ。

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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