希少な減農薬の丹波篠山産「丹波黒」の枝豆が首都圏の高島屋や成城石井に登場

株式会社オプティムは、10月16日より「スマートアグリフードプロジェクト」の成果として収穫された、2019年度産の丹波篠山産「丹波黒 黒枝豆」の販売を開始した。

このプロジェクトは、にスマート農業によって生産者ととも減農薬を実現し、安心・安全な農作物を消費者に届けるという取り組み。

今回、枝豆のなかでも凝縮された味わいと大きなサイズから、最高級とされる「丹波黒」がこのプロジェクトで栽培され、この秋に収穫された枝豆は、デパートの高島屋や高級スーパー・成城石井の首都圏の一部店舗などで販売される。


「丹波黒 黒枝豆」は、丹波篠山地方で古くから栽培され、おせち料理などに使われる最高級の黒豆「丹波黒」を、成熟しないうちに枝豆として収穫した贅沢なもの。夏の間に収穫される一般的な枝豆とは異なる濃厚な味わいが特徴で、さやは大きく、成熟するにつれて黒い斑点が出てくるが、これは黒豆へと熟す過程にあたり、ふっくらした食感と甘味が増してくるといわれている。

収穫時期が10月初旬から約2〜3週間しかない希少な枝豆。特に本来の産地である丹波篠山産のものは貴重とされ、丹波篠山市ではブランドを守るために、解禁日も設けられている(2019年は10月5日が解禁日)。

今回販売される「丹波黒 黒枝豆」は、株式会社オプティムのソリューションを活用した「スマートアグリフードプロジェクト」によって、丹波篠山地区の生産者とともに減農薬で栽培されたもの。一部は、地域の慣行栽培と比較して節減対象農薬・化学肥料の使用を50%以上削減した「特別栽培農産物」としての販売も行う(高島屋での販売)。

テレビでも紹介された話題の枝豆「丹波黒 黒枝豆」は、黒豆に近い豆の旨味が凝縮された枝豆。
この機会にぜひ一度味わってみては。


■販売予定店舗

特別栽培農産物 大粒黒さや豆 200g
・高島屋  新宿店、横浜店、柏店、日本橋高島屋S.C.、玉川高島屋S.C.

秋旬 大粒黒さや豆 200g
・スーパーマーケット成城石井(首都圏の一部店舗)
・トップグループ(スーパートップ・パルケ・ニューヤヒロの首都圏の一部店舗)
・いたがき(ITAGAKI SELVA店、朝市店。ともに仙台市)

※各店舗準備数量無くなり次第、販売終了となります。


丹波地域で生産者とともに切り開く、スマート農業の未来の形【丹波地域スマート農業実証実験レポート】
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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