白米みたいに炊ける「無洗米玄米」と「寝かせ玄米パックごはん」をレビュー!<ごはんソムリエ・秋元薫>

料理研究家で米・食味鑑定士、ごはんソムリエの秋元薫です。

この連載ではお米をおいしく食べるために“知っておくと役に立つお話”やレシピをお伝えしています。

今回は話題のスマート米2種、「無洗米玄米」と「寝かせ玄米パックごはん」を実際に食べてレポートいたします。


白米同様に炊ける「無洗米玄米」


「無洗米玄米」とは


玄米の硬い表皮を薄く取り除き、ぬか層の表面に細かなキズをつけて、栄養素を損なわずに水分を吸収しやすく加工したお米のことです。白米同様に炊けることや、栄養価が高く、食物繊維を摂取できるという特徴があります。

私のおすすめの炊き方


▲少し浸水してザルで水をきるとよりふっくらした食感に

(1)玄米は洗わずにボウル(炊飯釜でも可)に入れて、たっぷり水を張る。

(2)30分〜1時間置いて、ザルで水をきる。

(3)炊飯釜に(2)の玄米と塩をひとつまみ入れ、水を白米の「やわらかめの線(通常の線の1〜2mm上)」まで入れて通常通り炊く。

せっかくの無洗米玄米なので洗わずに炊飯。浸水することで時間が経っても固くなりにくい玄米ごはんに炊き上がり、浸けた水をきって塩を加えることで雑味が抜けます。

炊飯してみた感想


炊飯はとても簡単。洗わずに炊飯器で白米同様に炊くことができるので、手軽で取り入れやすいと思います。

私のおすすめの炊き方をご紹介しましたが、炊飯釜に無洗米玄米と水を直接入れて炊いても美味しく召し上がれます。少し手間をかけた場合は、よりスッキリした味わいとふっくらした食感になります。

無洗米玄米の味わい


炊き上がりはツヤがあり、胚芽がキラキラしています。口に含むと一粒一粒がふっくらしていてホロホロと広がり、噛むごとにプチプチとした食感が楽しく、クリアな甘味と旨みを感じることができます。

寝かせ玄米よりあっさりした味わいで、焼き魚やひじき、きんぴらなどの和食の常備菜と相性が良いです。その他、根菜カレー、ビーフシチュー、チゲスープ等もとても合います。



レンチンでOK! 「寝かせ玄米パックごはん」


「寝かせ玄米パックごはん」とは


スマート米の「寝かせ玄米パックごはん」は、圧力釜で炊き上げた後、3~4日寝かせる「寝かせ玄米®」の製法で仕上げた玄米のパックごはんです。

なお、パックごはんは、正式な名前は「包装米飯(ほうそうべいはん)」といい、ごはんを密閉できる容器にパックして長期保存ができるようにしたものを指します。お米を高温で殺菌してから炊飯し、無菌のクリーンルームで密閉包装する「無菌包装米飯」、調理したごはんを密閉包装後に加熱殺菌する「レトルトごはん」など製造方法には若干の違いがありますが、いずれも常温で保存ができるごはんです。

作ってみる(チンするだけ!)


▲箸でほぐすと食べやすい

調理は電子レンジで2分弱加熱するだけ。寝かせ玄米を自分で作ったことのある私には大きな衝撃でした!!

加熱後は容器の中に箸を入れて空気を入れるように軽くほぐすと食べやすくなります。

食べた感想 普通の玄米ごはんとの違いは?


▲「寝かせ玄米パックごはん」と「無洗米玄米」

玄米ごはんと並べた写真の通り、見た目は色がさらに濃くなり食感はもっちりしています。箸で持った感じや食感はお赤飯のようです。

口に含むとすぐに甘さを感じ、舌の上から全体に広がっていく甘みとコクは通常の玄米とは全く異なります。皮の繊維が残る感じも少なく、噛むと弾力もあります。ほかの寝かせ玄米よりも大粒でもっちりしている点が印象に残りました。

そのままでも美味しくいただけますが、特に相性が良かった料理が「チキン南蛮」。甘酢とタルタルなど汁気がありコクのあるソースに負けないパワーのあるごはんです。納豆、めかぶ、しらすをトッピングしたねばねばごはんもお助けメニューになると思います。



2つのスマート米を食べて思うこと


今回、「無洗米玄米」「寝かせ玄米パックごはん」を食べて改めて感じたことは、玄米がとても手軽で身近なものになったということです。

私は20年前に食生活アドバイザーという資格を取り、研修の中で玄米食について学び実践していましたが、当時は一晩浸水させたり、圧力鍋を使うことが当たり前でした。

そこから新しい商品が登場し、今では白米同様に炊けるだけでなく、より手間のかかる寝かせ玄米がレンジで2分で食べられるとはなんて便利な時代でしょう。

私は玄米に対する苦手意識はなく、一時期はすべてを玄米食に切り替えていました。体に良いものは手間がかかると思っていましたし、それを楽しんでいました。現在は家族構成やライフスタイルと共に取り入れ方も変化して、白米と併用しています。外食の後や朝ごはんなど、摂取するタイミングを決めるのもおすすめです。

一人暮らしでも、仕事が忙しくて時間がなくても、健康に気を配ることは可能です。猛暑に向けて「寝かせ玄米パックごはん」をストックしておくと、きっと重宝すると思います。


 

■レンジでもちもちの玄米が食べられる!パックごはん「寝かせ玄米ごはん」


SMART AGRI FOODのパックごはん「国産スマート米 寝かせ玄米ごはん」は、電子レンジで約2分温めるだけでもちもち食感のおいしい玄米が食べられるレトルトごはんです。

圧力釜で炊き上げた後、3~4日寝かせる「寝かせ玄米®」の製法で仕上げているので、玄米特有の食べにくさがありません。

忙しい方や、お弁当に持っていく方、家族の中で自分だけ玄米を食べるという方も、いつでも手軽にふっくら玄米をお召し上がりいだだけます。

玄米パックごはんが毎月届く!おトクな定期便


パックごはん「国産スマート米 寝かせ玄米ごはん」が毎月届く定期便もございます。

初回は50%OFF、2カ月目以降も定期便だけのお得な特別価格でお届け!

定期便なら買い忘れなくお得に玄米食を続けられます。


■玄米食を始めるなら白米のように炊ける「無洗米玄米」がおすすめ!


長時間の浸水や水加減など、何かと手間のかかる玄米の炊飯。玄米ごはんを無理なく続けたい方や玄米初心者の方は、炊きやすく加工した「無洗米玄米」がおすすめです。

SMART AGRI FOODから発売しているスマート米の「無洗米玄米」は、玄米の栄養価はほとんどそのままに、浸水時間もなく炊飯器の白米モードで炊ける玄米です。

いつでもふっくらおいしい玄米が炊けるので忙しい方にもおすすめです。

「スマート米」とは
全国各地のこだわりの農家さんと共にスマート農業を活用し、農薬の使用量を抑えて育てたお米です。玄米の状態で第三者機関の検査により「残留農薬不検出」と証明されたお米がそろいます。

各地の人気銘柄から、あまり見かけない貴重な銘柄をラインナップ。

お求めはスマート米オンラインショップ SMART AGRI FOOD  からどうぞ。

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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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