購買心理学を6次産業に応用、生産者へのトータル・ブランディングサポート開始

アウラ心理教育センターの一部門であるaula brand designが、農業の商品開発をフルサポートするブランディング活動を開始。生産者と消費者を結ぶ橋渡しをしながら、一連のメソッドによる売り上げ率アップに着目し、効果の見える化を図る。

盛んに唱えられる「6次産業化」の現状

地域創生の掛け声のもと、日本全国各地で地域商品開発が盛んに行われている。とりわけ6次産業化と呼ばれる「一次産品を自分たちで加工し販売する」活動が広がる中、経常利益増に繋がった例は少ないもよう(農水省統計2017)。これには、以下3つの因子が大きく影響していると考えられるという。

  1. サポートするデザイナーのスキルが特定分野(ロゴマーク制作/パッケージデザイン/ウェブサイトなど)単体であることから、それらを統合して行う経済活動まで踏み込めていないこと。
  2. 余剰品を使って「つくりやすいもの」を製造してしまう安易さが見られること。
  3. 販路を持っていないこと。

これらを踏まえ、aula brand designは結果=経常利益増を確実なものにするためのトータルサポートを行う。ブランディング内容は「消費者の心理」を読み解き、購買に結びつける手法が特徴。デザイン優先ではなく、購買心理学を基にした経済体系の一つとしてブランド作りを捉えている。

aula brand designの取り組み

商品開発やブランディングの相談を受ければ、全国各地に出かける。そこで多く見てきたのは、「イイモノを作っているのに報われない人々」の姿だという。売れない原因は「高いから」ではなく、「消費者が価値を感じないから」、あるいは「生産者が持っている価値ある情報が正しく届いていない(届ける努力をしていない)から」というのだ。

高知県産マスクメロンのピューレ 商品開発・ブランディング

その点aula brand designの取り組みでは地域産品開発・ブランディングの実績をもとに、生産の現場の声を拾い上げたうえで正しく作り、狙ったターゲットに確実に届けることで売り上げを増やすという一連のメソッドを確立。とりわけ発信力を重視した実効性のあるブランディングを行う。

商品開発のコンサルティングから始まり、デザイン制作、告知媒体制作、広報(プレスリリース)、販路拡大支援に至るまでおよそ一年間、結果が出るまで生産者に寄り添うサービスだ。

<参考URL>
2017年(平成29年)6月26日 農林水産省 食料産業局 産業連携課調べ「六次産業化・地産地消法に基づく認定事業者に対する フォローアップ調査の結果(平成28年度)」
aula brand design
日本パッケージデザイン協会
日本プロ農業総合支援機構
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WRITER LIST

  1. 蒼井ネコ
    農学系の兼業ライター。某大学農学部、某農業レストラン、某飲料会社商品企画を経て、現在は某マルシェアプリでwebマガジン編集として働きながら、猫様のお世話をしている。
  2. 大坪雅喜
    おおつぼまさのぶ。1973年長崎県佐世保市生まれ。FARM DOI 21代表(農業者)・アグリアーティスト。 早稲田大学第一文学部史学科考古学専修卒業。学生時代に考古学、水中写真、自然農という世界を覗き込む。2006年9月、義父が営む農業の後継者として福岡県大川の地で就農。農業に誇りを持ち、未来には普通となるような農業の仕組みやサービス(カタチ)を創造していくイノベーションを巻き起こしたいと考える。縁のある大切な人たち(家族)と過ごす物心ともに満たされた暮らしの実現こそが農業経営の最終的な目的。現在、佐賀大学大学院 農学研究科 特別の課程 農業版MOT 在籍中。
  3. 柴田真希
    管理栄養士。㈱エミッシュ代表取締役。Love Table Labo.代表。27年間悩み続けた便秘を3日で治した雑穀や米食の素晴らしさを広めるべく、雑穀のブランド「美穀小町」を立ち上げる。現在はお料理コーナーの番組出演をはじめ、各種出版・WEB媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メー カーや飲食店のメニュー開発やプロデュースなどを手がける。『私は「炭水化物」を食べてキレイにやせました。』(世界文化社)、『はじめての酵素玄米』(キラジェンヌ)など著書多数。
  4. 大城実結
    おおしろ みゆう。フリーランス編集ライター、大城文筆事務所所長。一次産業ほか地域文化、アウトドアなどお天道様系分野を専門に編集・執筆している。自転車で鍛えた脚力を活かし、農家さんのお手伝いをしながらインタビュー取材を積極的に行う。玉掛け免許と床上式操作クレーン免許所持。
  5. 井中優治
    いちゅうゆうじ。株式会社収穫祭ベジプロモーター。福岡県農業大学校卒。オランダで1年農業研修。元広告代理店勤務を経て、新規就農6年目。令和元年5月7日に株式会社収穫祭を創業。主に農業現場の声や九州のイベント情報などを発信している。