農業日誌アプリ「Agrion」に新機能「販売管理サービス」を追加

株式会社TrexEdgeは、農業従事者が効率的に働くためのスマートフォン用アプリ「Agrion(アグリオン)」から新たに、販売管理サービスの提供を10月より開始する。


「Agrion」は2017年4月にサービスを開始したスマホアプリ。これまで栽培工程、圃場間の移動、営業などすべての活動情報を記録して見える化し、生産者の効率的な働き方やデータを活用した農業経営を支援してきた。

10月より新たに開始する販売管理サービスでは、生産者の受注・販売業務にかかる事務負担を軽減することで、従来よりも営業・マーケティング活動に多くの時間を割けるようにするのが狙い。

主な特長は、FAX、電話、メール、SNSなどからの注文をデータ化し、受注から請求までのプロセスを一元管理し、納品書・受領書・請求書などの伝票を自動生成することと、売上の自動集計およびそのデータを活用して生産者が集計や分析を行う。これらの効果により、作業時間の短縮だけでなく、手書きによる転記ミスの予防や数字を意識した農業経営の実現を図れるとしている。

価格は、圃場・作物・作業・資材・機材登録、人員登録、作業記録登録などは無料。それらに加えて、CSV・Excelダウンロード、データバックアップ、PCからの作業記録入力、機材写真のアップロード、作業記録のカレンダー表示・登録なども可能な有料プランは、1グループ月額800円もしくは年額9600円。


<参考URL>
納品書や請求書を簡単に作成 農家向けクラウド販売管理ソフト | Agrion販売管理
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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