みちのく銀行とオプティム、スマート農業普及へ合弁会社を設立


オプティムとみちのく銀行は、2018年1月11日に「農業」分野ならびに「金融」分野において、AI・IoTの活用を推進すべく、「AI・IoT戦略的包括提携」を締結した。「AI・IoT戦略的包括提携」は、「地域の一員として存在感のある金融サービス業を目指し、お客さまと地域社会の幸福と発展のためにつくします」という企業理念を掲げているみちのく銀行と、農業、金融をはじめとした、さまざまな産業に日々取り組んでいるオプティムの両社が、AIやIoTなどの技術活用を推進し、「農業」分野と「金融」分野において、新しい価値を人々に提供する事を目指す取り組み。


これまで「AI・IoT戦略的包括提携」の取り組みとして、青森県の基幹産業である第一次産業のさらなる発展を図るべく、オプティムが設立した「スマート農業アライアンス」にみちのく銀行が参画し、実証実験を行ってきた。その結果、実証実験の成果を踏まえ、みちのく銀行との連携をより強化しスマート農業を推進すべく、合弁会社であるスマート農業地域商社「株式会社オプティムアグリ・みちのく」を設立することとなったという。

また、「スマート農業アライアンス」とは、AI・IoT・ビッグデータを活用して“楽しく、かっこよく、稼げる農業”を実現するべく、スマート農業を推進する取り組み。「オプティム・スマート農業アライアンス」へは、農家様だけではなく、企業や金融機関、自治体、大学など、スマート農業を共に実現する未来志向の方々であれば誰でも参画できる。「スマート農業アライアンス」に参画いただいた方々は、「スマートアグリフードプロジェクト」「スマートデバイスプロジェクト」「その他プロジェクト」のいずれかに参加が可能だ。

オプティムアグリ・みちのくでは、生産・販売の両面から青森県の基幹産業である第1次産業の農業を“稼げる農業”にすべく、「スマート農業」を積極的に推進していくという。

■「株式会社オプティムアグリ・みちのく」概要
会社名 : 株式会社オプティムアグリ・みちのく
営業開始日: 2019年2月1日
事業内容 :
1. オプティムのスマート農業ソリューションを活用し生産者と連携した農作物の生産と販売
2. スマート農業に関する総合商社機能の提供
3. スマート農業に関するコンサルティングサービスの提供
4. その他、青森を中心とした地域の発展・貢献に必要なAI・IoTサービスの提供
URL :https://michinoku.optimagri.com/

<参考URL>
株式会社オプティムアグリ・みちのく
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  1. よないつかさ
    1994年生まれ、神奈川県横浜市出身。恵泉女学園大学では主に有機栽培について学び、生活園芸士の資格を持つ。農協に窓口担当として5年勤め、夫の転勤を機に退職。アメリカで第一子を出産し、子育てをしながらフリーライターとして活動。一番好きな野菜はトマト(アイコ)。
  2. syonaitaro
    1994年生まれ、山形県出身、東京農業大学卒業。大学卒業後は関東で数年間修業。現在はUターン就農。通常の栽培よりも農薬を減らして栽培する特別栽培に取り組み、圃場の生産管理を行っている。農業の魅力を伝えるべく、兼業ライターとしても活動中。
  3. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
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    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
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    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。