農業用ドローンの可能性を探るコンテストとシンポジウム「ドロコン2019 in KAWACHI」茨城で開催

茨城県河内町と株式会社アイ・ロボティクスは、ドローンを使った精密農業の可能性とそのために欠かせないドローンの技術向上をテーマとした、農業利用の可能性を探るコンテスト「ドロコン2019 in KAWACHI」を開催する。昨年に続いて2回目の開催となる。


「ドロコン2019」は、除草剤/追肥の散布に利用可能なドローン技術の開発・開拓を目標とし、目標とする容器の中にBB弾を投下するコンテスト。正確に投下されたBB弾の数によって優勝者が決定し、優勝者には賞金30万円のほか、地元のお米などが賞品として提供される。
ドロコン2019 大会規約(レギュレーション)

さらに今年は、コンテスト前日となる3月8日(金)16:30より、産官学民の農業やロボティクスに精通した有識者が一同に会し、農業の課題解決に貢献できる「農業用ドローンの可能性」を紹介・深堀するシンポジウムも実施する。

イベント
ドロコン2019 in KAWACHI
第2回 農業用ドローンの可能性を探るコンテスト

■日時
2019年3月8日(金)〜9日(土)

■場所
つつみ会館(茨城県稲敷郡河内町金江津7501-2)
ドローンフィールドKAWACHI(茨城県稲敷郡河内町金江津645−227)

■参加費
・ドロコン2019……無料(要事前エントリー)
エントリー方法、レギュレーション等は大会規約(レギュレーション)ページを参照

■スケジュール
2019年3月8日(金)
16:30〜18:00 農業利用に向けた有識者シンポジウム

基調講演
南政樹氏 慶應義塾大学 ドローン社会共創コンソーシアム 副代表

パネルディスカッション
モデレーター :勝俣喜一朗氏(ドローン・ジャパン株式会社 )
パネリスト :伊勢村浩司氏(ヤンマーアグリ株式会社、ライステクノロジーかわち株式会社)、山田浩之氏(サン建設工業株式会社)
場所:つつみ会館大集会室

登壇者(左から、南氏、勝俣氏、伊勢村氏)

2019年3月9日(土)
9:30〜 開会式
場所:つつみ会館
10:30〜15:00 ドローンコンテスト
場所:つつみ運動公園
10:30〜15:30 ドローン体験会
場所:ドローンフィールドKAWACHI(旧金江津中学校 体育館)
10:30〜15:00 模擬店
場所:つつみ会館前芝生広場
16:00〜16:30 表彰式
場所:つつみ会館

■主催/共催
河内町、株式会社アイ・ロボティクス

■協賛
一般社団法人 日本ドローンレース協会(JDRA)

■協力
株式会社ドローンエンタテインメント

■ドローンフィールドKAWACHIについて
〜技術開発をスピーディに、もっと身近に「集積」と「共創」のイノベーションを〜ドローンフィールドKAWACHIは、都心から80分、成田空港から20分の立地にあり、飛行場、実証実験場、研究開発施設、カンファレンスセンター、宿泊施設などを備えた、ドローンに関わる全ての人・モノ・金・テクノロジー・インテリジェンスを集約する総合施設です。
世界では、各産業分野の大手企業と、AI、通信、電池など専門的な要素技術ベンチャー等を同居させた、イノベーションの発火点となるような集積地が生まれつつあります。しかし、国内では地理的要因で、ラボとテストフィールドの物理的な距離が離れており、スピーディな開発が困難で、ドローン産業は世界の後塵を拝しています。
各領域の専門技術者が、最適な環境で開発に専念する環境を求めて、ドローンフィールドKAWACHIは誕生しました。

ドローンフィールド

ドローンラボ

<参考URL>
ドロコン2019公式ホームページ
ドロコン2019公式Facebook
ドローンフィールドKAWACHIホームページ

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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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