農林水産省、改正種苗法に関する説明会を全国および各ブロックにて開催

農林水産省は、改正種苗法に関する全国説明会およびブロック説明会を開催する。全国説明会は2021年1月22日(金)に開催。ブロック説明会は2020年1月25日(月)~2月5日(日)に全国9カ所で実施。参加はいずれも無料で、オンラインとオフラインで参加が可能だ。

対象は、農業者、農業団体職員、育成者権者(都道府県、民間育種家等)、種苗業者、流通関係者、一般消費者など。
申し込みについては、氏名、連絡先、職業(勤務先・所属団体等の名称)、住所のほか、希望会場や参加方法等を記入の上「専用フォームから申し込みしてほしい」としている。


なお農林水産省は、会場での参加について、新型コロナウイルス感染症への対策として、検温やマスクの着用、消毒の徹底を呼びかけているが、今般の緊急事態宣言を踏まえ、原則としてオンラインでの参加を推奨している。オンライン会議は無料の「Microsoft Teams」で行われ、PCやスマートフォンを持っていればウェブブラウザーやアプリからアクセスするだけで参加可能だ。


種苗法改正の背景や改正種苗法のポイントを解説


2020年12月9日、日本政府は日本の植物新品種の海外流出防止や新品種開発を促進するための新たな法律として、種苗法の一部を改正した改正種苗法を公布した。

今回の説明会は、農業者および農業関係者等を対象に、種苗法改正の背景や改正種苗法のポイントを解説するものである。各回の概要は以下の通りだ。

全国説明会
日時:2021年1月22日(金)15:00~16:30
場所:農林水産省本館7階講堂・オンライン(Microsoft Teams)
住所:東京都千代田区霞が関1-2-1
定員:100名(会場参加)
料金:無料

北海道ブロック説明会
日時:2021年2月3日(水)13:00~
場所:ホテルモントレ エーデルホフ札幌・オンライン(Microsoft Teams)
住所:北海道札幌市
定員:50名(会場参加)
料金:無料

東北ブロック説明会
日時:2021年1月27日(水)13:00~
場所:TKPガーデンシティ・オンライン(Microsoft Teams)
住所:宮城県仙台市
定員:50名(会場参加)
料金:無料

関東ブロック説明会
日時:2021年1月25日(月)13:00~
場所:紀尾井カンファレンス・オンライン(Microsoft Teams)
住所:東京都
定員:50名(会場参加)
料金:無料

北陸ブロック説明会
日時:2021年2月1日(月)13:00~
場所:TKPガーデンシティPREMIUM金沢駅西口・オンライン(Microsoft Teams)
住所:石川県金沢市
定員:50名(会場参加)
料金:無料

東海ブロック説明会
日時:2021年1月26日(火)13:00~
場所:TKP名古屋駅前カンファレンスセンター・オンライン(Microsoft Teams)
住所:愛知県名古屋市
定員:50名(会場参加)
料金:無料

近畿ブロック説明会
日時:2021年2月5日(金)13:00~
場所:都ホテル京都八条・オンライン(Microsoft Teams)
住所:京都府京都市
定員:50名(会場参加)
料金:無料

中国・四国ブロック説明会
日時:2021年2月4日(木)13:00~
場所:ホテルグランヴィア岡山・オンライン(Microsoft Teams)
住所:岡山県岡山市
定員:50名(会場参加)
料金:無料

九州ブロック説明会
日時:2021年1月29日(金)13:00~
場所:ANAクラウンプラザホテル熊本・オンライン(Microsoft Teams)
住所:熊本県熊本市
定員:50名(会場参加)
料金:無料

沖縄ブロック説明会
日時:2021年1月28日(木)13:00~
場所:ダブルツリーbyヒルトン 那覇首里城・オンライン(Microsoft Teams)
住所:沖縄県那覇市
定員:50名(会場参加)
料金:無料

※参加の可否については、オンライン・オフラインに関わらず、「開催日の2営業日前までにメールで通知する」としている。

各回では、植物品種等海外流出防止対策コンソーシアムが実施する育成者権者・知的財産管理担当者向けの説明会も開催される予定だという。


改正種苗法全国Web説明会の開催について|農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/tizai/brand/zenkoku.html
農林水産省
https://www.maff.go.jp/index.html
植物品種等海外流出防止対策コンソーシアム
https://pvp-conso.org/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便