スカイシーカー、スマート鳥獣自動判別システムを用いた自治体向け解析サービスをスタート

ドローンやAIを活用した鳥獣被害対策ソリューションを展開する株式会社スカイシーカーは、動物の熱を感知して自動撮影するトレイルカメラで撮影した画像を解析する自治体向けの定点カメラ解析サービスを開始した。

同社が開始したサービスは、AIを活用したスマート鳥獣自動判別システムを用いて、鳥獣被害に悩む自治体が実施している獣種の判別やデータの仕分け、解析レポートの作成、定点カメラの設置等の業務を代行するものである。


鳥獣被害が多発する地域の業務負担を軽減


野生動物による農作物被害が多発する日本の中山間地域では、定点カメラを用いた野生動物のモニタリングやデータ収集が行われているが、獣種や出没日時、頭数を目視で解析する作業が自治体職員の大きな負担になっている。

スマート鳥獣自動判別システムは、地方独立行政法人東京都立産業技術センターが実施した「令和元年度中小企業のIoT化支援事業」で開発されたAI画像解析システムで、イノシシ、シカ、クマ、その他(サル、アライグマ、ハクビシンなど)、空打ち(動物が写っていないデータ)の5つのステータスを判別する。


料金プランは年間プラン(30万円〜)と月々プラン(3万円〜)の2種類で、1か月最大3万枚の撮影枚数に対応。
初期費用は無料だが、定点カメラの設置とSDカードの抜き取り作業にはオプション料金が発生するとのこと。

年間プラン
月々プラン

株式会社スカイシーカー
https://skyseeker.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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