DJI製ドローンの自動飛行&撮影クラウドサービス「DroneDeploy」提供開始

ソフトバンク コマース&サービス株式会社は、米DroneDeploy社のドローン向け商用クラウドサービス「DroneDeploy(ドローンデプロイ)」を、2018年4月24日から提供開始した。


「DroneDeploy」は、ドローンの自動飛行と自動撮影をスマホやタブレットのアプリから簡単に制御できるサービス。利用者が目的に応じたエリアや撮影条件を設定すると、ドローンが自動で離陸/飛行/撮影/着陸までを行い、撮影されたデータはリアルタイムで地図化される。

また、空撮データを用いた3D図面や植生指標データの作成、地表の標高計算といった加工・分析もアプリ上で実行可能。一連の動作はすべてクラウド上で展開されるため、データ処理用の高機能なパソコンなどが不要な上、データ共有も容易となっている。さらに、米DroneDeploy社が運営するApp Marketで提供されている100種類以上のドローン用アプリケーションから、用途や目的に応じたアプリを選び、「DroneDeploy」と組み合わせて利用できる。

「DroneDeploy」は、すでにアメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界約180カ国・地域で利用されており、主に農業や建設、測量業界で注目を集めているという。国内向けに日本語化されたバージョンも販売され、日本語によるサポート窓口も用意される。

「DroneDeploy」に対応するドローンは、以下の中国DJI社製ドローン(2018年4月24日現在)。料金プランは最大撮影枚数や地図のサイズに応じて、無料から有料までのプランが用意されている。

■DroneDeploy対応ドローン
・Mavic Pro
・Phantom 4 Pro / Phantom 4 Advanced / Phantom 4 / Phantom 3 Pro
・Inspire 1 / Inspire 1 Pro (including support for the Zenmuse x5 camera)
・Matrice 100 / Matrice 200 (M200) / Matrice 210 (M210) / Matrice 600


<参考URL>
DroneDeploy
https://dronebank.jp/dronedeploy/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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