生産者とシェフを直接つなぐ仕入れアプリ「フレマル」がリリース

新潟県を本拠に企業の事業戦略やウェブサイトの構築・運用などを手がける株式会社スマイルファームは、生産者と飲食事業者を直接つなぐ食の総合プラットフォーム「フレマル」をリリースした。


生産者のマーケティング力向上をサポート


「フレマル」は、生産者と飲食店がつながる会員制のアプリ。家族で兼業農家を営みながら約12年間デジタルマーケティングに従事してきた代表取締役の安達里枝氏が日々感じていた、「フードロス問題や1次産業が抱える課題」、「コロナ禍により苦戦を強いられる飲食業界の課題」、「DXが推進される現代の本質的課題」の3つを解決するために開発された。

「フレマル」のライブコマース機能では、生産現場から生中継することにより農産物へのこだわりをシェフに直接伝えることができる。これにより生産者のマーケティング力向上と収益アップをサポートしたいという。

スマイルファーム代表取締役 安達里枝氏

生産者とシェフが直接コミュニケーション可能に


1.スマートフォンやタブレット、パソコンを使用して農産物を出品・仕入れ


1対1のコミュニケーションを可能にしたSNS機能付き。フォロー機能で気になる生産者の情報をリアルタイムでキャッチできる。

2.ライブコマース機能を利用して生産現場の様子を生中継で配信


生産者は栽培した農産物の魅力を自分の言葉で発信。飲食事業者は、食材のストーリーを反映したメニューを提供することができる。

3.サブスクリプションサービスを利用して新しい道具を調達


農作物の栽培や料理の提供に必要な道具を初期費用を抑えて入手できる。

料金プランは、フリープラン(無料)・レギュラープラン(980円税抜)・プレミアムプラン(1980円税抜)の3種類。現在、オープン記念としてレギュラープランを6か月間無料で利用できるキャンペーンを実施している。

今後は、一般消費者向けの売り場ページや予約サイトのリリースも予定しているとのこと。



「フレマル」総合TOP
https://fremar.jp/
「フレマル」生産者向け案内ページ
https://fremar.net/lp/farmer/
株式会社スマイルファーム
https://smile-farm.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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