クボタとトプコン、スマート農業分野で共同研究契約を締結

株式会社クボタと株式会社トプコンは、両社の技術・ノウハウを活用してスマート農業分野の研究を共同で進める共同研究契約を締結した。

出典|https://www.kubota.co.jp/news/2021/management-20210705.html

両者の強みを生かしスマート農業の共同研究へ


クボタは、トラクターやコンバイン、田植機等の開発・製造を手がける国内農機最大手の企業。スマート農業の分野では、農業機械の自動化による省力化とデータ活用による精密化に向けた事業を展開している。

トプコンは、GNSSを利用した自動操舵システム等を開発する企業。日本、アメリカ、カナダ、ロシア、ヨーロッパの研究施設を開発拠点に、農業の自動化や高精度化に取り組んでいる。

今回の共同研究契約は、大型機械を中心に農業分野の製品・サービスを提供するクボタと、自動化技術とDXソリューションを用いて農業の工場化を推進するトプコンがそれぞれの知見を持ちより、スマート農業分野の研究を共同で進めるというもの。

主な研究内容は以下の通り。

  1. 各種センサー等を使用した農作業データの収集。
  2. ビッグデータを活用した作物栽培ソリューションの研究。
  3. 車両管理および自動化技術の研究。

両社は、これらの研究を通じて、人手不足が懸念される農業現場の課題を解決していくと同時に、将来の事業化を見据えたイノベーションの創出に取り組む考えだ。


株式会社クボタ
https://www.kubota.co.jp/
株式会社トプコン
https://www.topcon.co.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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