生産者の「強み」と「伸びしろ」を診断できるサービス「農業の相談 by できる.agri」リリース

ITで農業の“できる“をもっと。」をコンセプトに生産者の課題解決やスマート農業の推進に取り組む「できる.agri」は、農業生産者向けコンシェルジュサービス「農業の相談 by できる.agri」をリリースした。料金は無料。


「できる.agri」は、ITを活用した農業サービスを提供する企業24社が、それぞれの得意分野を生かして生産者の課題解決に取り組む任意団体。農業の課題解決事例の発信や全国各地でのセミナー開催、 コミュニティ運営、 IT農業カオスマップなどの情報開発・提供を通じて、日本農業が抱える課題の解決を支援している。

「できる.agri」参画企業
生産者のフェーズに合わせた支援分類のイメージ
「できる.agri」が作成したIT農業カオスマップ
令和元年度若手農業者・女性クラブ員研修会

生産者の「強み」と「のびしろ」を診断


「農業の相談 by できる.agri」は、「できる.agri」が2020年7月に公開した「のびしろ診断β版」のユーザーから寄せられたフィードバックを元に開発された生産者向けのウェブ診断システム。

経営・ 生産・ 販売などカテゴリー別に分けられた10問の設問を通じて、各生産者の「強み」と「のびしろ」を診断し、その結果から農業生産、商品開発、販売企画などの有識者らで構成されたコンシェルジュに相談することも可能となっている。

設問例
・(経営)入出金や経理に時間がかかりすぎている。
・(生産)ITや機械設備で省力化を進めたいがよくわからない。
・(販売)注文管理の負担が大きい。

診断結果画面


コンシェルジュのメンバー


佐川友彦氏(阿部梨園マネージャー・ファームサイド株式会社代表)
経営改善の実例を示した「阿部梨園の知恵袋」を公開しているほか、コンサルティングや講演活動なども行っている。

山岸直輝氏(株式会社MISOSOUP)
商品開発や販売企画を得意とする伴走型のプロデューサーでブランディングやデザインの力を農業に取り入れたプロジェクトを展開している。

岡山史興氏(70seeds代表・編集長)
2017年に「できる.agri」を立ち上げ以来、 ITを活用した農業事例を紹介するWEBメディア運営やセミナーの開催、コミュニティ形成に取り組んでいる。

杉村侑大氏(ビジネスデベロッパー)
アドテク企業、 YouTuberマネジメント事務所等を経て70seedsに参画。
「できる.agri」では規格フリー野菜専門八百屋「Non Standard Farm」の立ち上げに成功した。


「農業の相談 by できる.agri」
http://dekiru-agri.jp/nobishiro/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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