先進農業技術の支援金総額1000万円の「豊橋市アグリテックコンテスト」、プレエントリーが開始

豊橋市は、最新の知識や技術を活用して農業課題の解決に取り組むスタートアップ企業などを対象に、「豊橋市アグリテックコンテスト」のプレエントリーの募集を開始した。地域の農業生産者が抱える課題を解決するための製品やサービスを募集して、実証試験に掛かる費用や農業関係者とのマッチング等を支援する。


豊橋市のある愛知県東三河地方は、豊橋市と田原市のみで約1200億円の農業産出額を誇る日本有数の農業地帯として知られているが、農業人口の減少や高齢化、担い手不足等の課題を背景に、ロボットやAI、IoTICTなどの先端技術を活用したスマート農業の普及が急がれているという。

未来を見据えた新たな農業の形を発信


「豊橋市アグリテックコンテスト」は、「TOYOHASHI AGRI MEETUP」の一環で開催するアグリテック企業向けのビジネスコンテスト。

「TOYOHASHI AGRI MEETUP」とは、豊橋市内の農業関係者と全国のスタートアップ企業をマッチングして、農業課題の解決につながる新たな製品やサービスの開発に必要な支援を実施するプロジェクトのことである。

出典:https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/93290/%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7_agri%20meetup.pdf

コンテストのテーマの発表は、2022年10月下旬頃の予定で、プレエントリーした企業には地域の農業関係者との交流や個別相談などの機会が与えられるとのこと。

今後のスケジュール

豊橋市は、「TOYOHASHI AGRI MEETUP」を通じ、水やりの自動化や収穫適期を判断するツールなど、地域の農業生産者が抱える課題を解決する製品やサービスの開発を支援することで、未来を見据えた新たな農業の形を発信していきたい考えだ。


TOYOHASHI AGRI MEETUP
https://toyohashi-agri-meetup.jp/
豊橋市
https://www.city.toyohashi.lg.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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