オプティムと佐賀県白石町、ドローンを活用した作付確認を日本初実施

株式会社オプティムと佐賀県杵島郡白石町は、白石町が取り組んだ「平成30年度 経営所得安定対策等推進業務効率化モデル事業(ドローンを活用した作付確認業務委託)」において、白石町平野部の約8500ヘクタールで栽培されている麦の作付確認を、オプティムの固定翼ドローン「OPTiM Hawk」を用いて空撮する実証実験を行った。経営所得安定対策等推進業務においてドローンを活用して麦の作付確認を行う試みとしては日本で初めてとなる。


「平成30年度 経営所得安定対策等推進業務効率化モデル事業(ドローンを活用した作付確認業務委託)」とは、佐賀県白石町が経営所得安定対策等推進事業費補助金の業務効率化モデル事業として九州農政局から採択を受けた事業。従来の作付確認は現地確認作業に多大な時間を要していたが、固定翼ドローン「OPTiM Hawk」を用いて圃場を空撮し、その画像をオプティムの圃場情報管理サービス「Agri Field Manager」上で画像解析を実施。申請された作付情報と「Agri Field Manager」上の情報を役場内PC上で比較することで、現地に出向くことなく実態確認を行うことができた。これにより、大幅な現地確認作業時間の短縮を実現。引き続き、経営所得安定対策等交付金の早期支払いに向けて、事業を推進しているという。

<参考URL>
株式会社オプティムの農業の取り組み
https://www.optim.co.jp/agriculture/
佐賀県杵島郡白石町
https://www.town.shiroishi.lg.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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    福田浩一
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