あんしん・安全なスマート米、どんな農家さんがつくっている?生産者をご紹介します

AIやドローンといったテクノロジーをを使い、農薬使用量をできるだけ抑えて育てられた、あんしん・安全なお米「スマート米」。
先端技術を利用しているといっても、実際にお米をつくっているのは、各地の農家の方々です。
最先端の「スマート農業」を活用しながら、丹精込めてお米を育てています。

スマート米2020(2019年度産米)のお米は、青森のまっしぐら、つがるロマン、九州ではおなじみのヒノヒカリ、にこまる、さがびより、夢しずくと、そして魚沼産のコシヒカリの7品種。いずれも地元を中心に愛されています。今回は、地域ごとに特色のあるお米を育てている農家さんをご紹介します。

青森一の米どころで、おいしい「まっしぐら」を育てる


株式会社アグリーンハート代表の佐藤拓郎さん(左)とスタッフの竹谷さん

株式会社アグリーンハートは、青森県で一番の米どころといわれている黒石市で、青森県のブランド米「まっしぐら」を生産しています。アグリーンハートは、黒石市内の休耕地だった場所を、新たに自然栽培で農地に変えるという活動をしています。

黒石市は、南八甲田の裾野に位置する雪解け水がとても豊富な地域。代表の佐藤さんによると「水がきれいだと土も良くて、どっちも“若い”んです。そういう場所で作物を作ると、米も野菜もおいしくできます」とのこと。昼夜の寒暖差が大きく水はけがいい土地という、おいしいお米が作れる条件がそろっている田んぼで、豊富な水を常にかけ流しにして「まっしぐら」を育てているそう。

こうしてできあがったスマート米「まっしぐら」は、味がしまって香りや風味もとても高く、佐藤さんによると「玄米の時点で光沢がある」。
玄米を見るだけでも、おいしいお米とわかるほどによく育ったそうです。

そんな青森のスマート米「まっしぐら」をぜひ味わってみてください。



生き物たちと共存する田んぼで育てた「ヒノヒカリ」



真辺農園の真辺栄一さんは、福岡県南部、筑後平野のほぼ中央に位置する水田地帯に位置する福岡県三潴郡大木町で、「ヒノヒカリ」をつくっています。
以前からお米を栽培していましたが、60歳を迎えてから、 極力農薬と化学肥料は使わず、生き物たちと共存する環境保全型の農業に取り組んできたといいます。


「私の田んぼでは、化学肥料の代わりにヘアリーベッチというマメ科の植物の種を育て、これを田んぼにすき込んで『緑肥』にしています。6月下旬、田植えが終わると田んぼには、カブトエビやホウネンエビ、カイエビなどが泳ぎ回り、とても賑やか。そんな場所で『ヒノヒカリ』をつくっています」

こう語る真辺さん。自然栽培と先進技術を組み合わせて育てているヒノヒカリは、「味はもちろんですが、安全なお米というところにも自信があります」

そんな福岡産スマート米「ヒノヒカリ」を、ぜひ召し上がってみてください。


どんな料理にもあう「にこまる」を丹精込めて育てる



大分県宇佐市でお米づくりをしている酒井勝洋さん。化学肥料や農薬をできるたけ使わずに、よりおいしくたくさんお米を穫れる方法を追究しているそう。

宇佐市は大分県北部、国東半島の付け根にあり、自然豊かなところです。宇佐平野には、駅館川、寄藻川、伊呂波川が流れ、豊富な水をいかした田園風景が広がっています。
ここでお米づくりをしている酒井さんは、父から経営を譲り受けた8年前からすべて「にこまる」を育てています。

にこまるは、「粒が大きく丸々としていて、粒張りがいいのが特徴。うちの嫁さんが『炊くときに少々水が多くても、少なくてもちゃんと炊けるから、おかゆにしても、リゾットにしてもおいしい』と話しています」と語ってくれました。

酒井さんの家族はもちろん、家族全員がこの「にこまる」をおいしく食べているそう。「どんな料理にしてもおいしいと思いますが、私は具も入れず、海苔も巻かず、米だけを味わう塩むすびが好きです。みなさんもぜひ召し上がってください」とおすすめしてくれました。

そんな大分県産スマート米「にこまる」をぜひ味わってみてください。


スマート米はこのほかにも、各地の農家さんが丹精込めて育てた品種をそろえています。
ぜひ、あなた好みのお米を、あんしん・安全なスマート米のラインナップから見つけてみてください。
スマート米のご購入は下記へどうぞ。

■新米もいよいよ登場、安心・おいしい「スマート米」

全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米づくりをしている「スマート米」は、先進のIT技術を利用し、農薬や肥料の使用量を最小限に抑えて育てたお米です。特別栽培米残留農薬不検出のお米も。各地のおいしい銘柄をラインナップしています。白米と同じように手軽に炊ける無洗米玄米もあります。お求めはスマート米オンラインショップ SMART AGRI FOOD  からどうぞ。

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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