フライパンで簡単!残りごはんで作る「五平餅」【ごはんソムリエのお米レシピ】

料理研究家でごはんソムリエの秋元です。この連載ではお米をおいしく食べるために“知っておくと役に立つお話”やレシピをお伝えします。

残りごはんで簡単「五平餅」


朝ドラで一躍有名になった「五平餅」。焼いている時の香ばしい香りには、自然に引き寄せられてしまいますよね。モチモチとした食感と、どこか懐かしい甘辛いたれの味わいは、大人からお子様までみんなが好きな味。

きちんと作ろうと思うと、すり鉢やすりこぎなどの道具が必要になりますが、今回は誰でも簡単に作れるよう、ラップやポリ袋、フライパンを使った作り方をご紹介したいと思います。

材料も身近なものが多く、くるみは無ければ入れなくてもOK。ねり胡麻はピーナツバターで代用したり省いても作ることはできます。

たれは作りやすい分量にしていますので、残りはスナップえんどうやいんげん、ブロッコリーなどの茹で野菜と和えても良いですし、五平餅のお代わり用にしても。

ごはんをラップに包んでつぶす作業は、ぜひ楽しんでください! お子様にも任せることができますし、終わったらラップを捨てるだけで洗い物もありません。たくさん作る場合には、ホットプレートで焼くのがオススメ。作るのも食べるのも楽しいおやつになることでしょう。

「五平餅」の作り方


<材料(小8個分)>

・ごはん(炊いたもの):お茶碗1杯分(150g)
【たれ(作りやすい分量)】
・砂糖:大さじ2
・味噌、ねり胡麻(省いても、ピーナツバターでもOK)、すり胡麻、日本酒:各大さじ1
・くるみ(あれば):5粒

1.ごはんをラップにはさみ、瓶の底や手の甲を使って7〜8割つぶす。くるみはポリ袋に入れ、同様に砕く。たれの材料を混ぜ合わせる。



2.1のごはんをラップの上から箸などで大まかに8等分にする。


3.ラップを外し、手をぬらして竹串や木のピックに握りつけて平らな楕円に成形し、くっつかない加工がされたアルミホイルの上にのせる。


4.3をアルミホイルごとフライパンに移し、両面各2分中火で焼く。


5.たれを塗り、表面が色付くまで両面香ばしく焼く。


焼き方について
ごはんや味噌が張り付かないよう、くっつかないタイプのアルミホイルやオーブンシートを敷くと焼きやすいです。フライパンの他、オーブントースターや魚焼きグリルでも構いません。お味噌が香ばしく焼ければ完成です。


焼きたてあつあつの五平餅は、寒いこの季節にぴったり。おやつや朝食に、ぜひ作ってみてくださいね。


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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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