農林水産省・JA全農らを講師とするスマート農業に関するセミナーを東京・港区で開催

新社会システム総合研究所は2018年10月5日、「農業へのICT・データ活用最新動向」と題した、スマート農業に関するセミナーをSSKセミナールーム(東京都港区)にて開催する。


ICTやロボットの最先端の技術を用いて農業生産の効率化、労働力の確保などを図るスマート農業。本セミナーでは、農林水産業の現状や課題を踏まえ、ICTやデータ活用の動向や事例などを紹介する。

当日は農林水産省スマート農業推進班担当の新保貴裕氏をはじめ、日本総研、JA全農、NECの有識者が講師として参加する。

イベント情報】
日時:2018年10月5日(金)13時~17時
会場:SSKセミナールーム
受講料:1名につき3万3400円(税込)。同一フォームより申込の場合、2人目以降2万7000円(税込)
所在地:東京都港区西新橋 2-6-2 ザイマックス西新橋ビル4F
講師:
農林水産省 生産局 技術普及課 課長補佐(スマート農業推進班担当)新保貴裕氏
株式会社日本総合研究所 創発戦略センター エクスパート 株式会社農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)社外取締役 三輪泰史氏
全国農業協同組合連合会 耕種総合対策部 アグリ情報室 室長 平野幸教氏
NECソリューションイノベータ株式会社 スマートアグリ事業推進本部長 榎淳哉氏

【セミナーの主要内容】
1. スマート農業の実装に向けた取組(13:00~13:55)講師:新保 貴裕氏
担い手の高齢化・減少による人手不足等が深刻化する中、ロボット・ICT等の先端技術を活用して省力・高品質生産を実現する「スマート農業」は、技術開発・実証中心の段階から現場への普及・実装段階へと移行しつつある。本講演では、スマート農業の現状や生産現場における先端技術の導入・有効活用の取組などについて紹介する。
  • 農林水産業の現状・課題
  • スマート農業技術の将来像・事例
  • 推進施策
  • 質疑応答/名刺交換

2. 農業へのデータ活用の最新動向(14:00~14:55)講師:三輪 泰史氏
企業の農業参入や農業者の法人化が進展し、農業をビジネスとして営む主体が急増しており、収益性の向上策として農業ICTの活用への期待が高まっている。本講演では、農業ICTの概要と最先端取組を紹介するとともに、農業データ活用の今後のビジネスチャンスについて解説する。
  • 農業ICTの概要と効果
  • 農業データ連携基盤の構築
  • データ駆動型農業の概要
  • 農業分野におけるデータ活用の事例紹介(日本総合研究所・DONKEYプロジェクトほか)
  • 質疑応答/名刺交換

3. JA全農における農業ICTの取り組み(15:05~16:00)講師:平野 幸教氏
JA全農は、フィールドからテーブルまで、アグリフードビジネス全般を通じた商品やサービスを提供している。農業生産を技術面から支えるため、研究開発やICT活用を進めるとともに、高度なテクノロジーを有する農業ベンチャーへの出資を行っている。今回はJA全農が自ら開発・普及中の耕種を対象としたシステムを紹介する。
  • 総合営農情報サービス「アピネス/アグリインフォ」の概要について
  • 営農計画策定支援システム「Z-BFM」の概要について
  • 営農管理システム「Z-GIS」の概要について
  • 質疑応答/名刺交換

4. 農業ICTにおけるデータ活用の現状(16:05~17:00)講師:榎 淳哉氏
高齢化が進む日本の農業において、労働力の確保や農業生産の効率化などの課題に対応するためICTを活用したスマート農業の推進が極めて重要である。本講演では、スマート農業に係るICT技術や取組を紹介するとともに、データ活用の現状について解説する。
  • 農業ICTにおけるデータ活用の動向
  • 画像、AIを活用した一次産業の精密化
  • ICTを活用した農業技術の継承
  • 農業ICTによるGAP認証の支援
  • 質疑応答/名刺交換

<参考URL>
株式会社 新社会システム総合研究所 セミナー詳細ページ
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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