未来の農業における“データ”の重要性を解く新書「データ農業が日本を救う」発売

株式会社集英社インターナショナルは、今後到来が予想されるデータ農業時代に向けた新書「データ農業が日本を救う」を、2020年8月7日(金)に出版した。価格は840円(税別)。

「データ農業」をテーマにした本書は、スマート農業の普及で転換期を迎えた日本農業の今後を考える上で必要な一冊と言える。



同書の著者である窪田新之助氏は、福岡県生まれの農業ジャーナリスト。「SMART AGRI」でも開設当時から連載していただいている。

日本農業新聞の外勤記者として国内外での取材を経験を有する。2012年からはフリーへと転身し、NPO法人ロボットビジネス支援機構のアドバイザーも務める。2014年にはアメリカ国務省の招待を受け、カリフォルニア州の農業現場も視察したそうだ。

著書に「GDP4%の日本農業は自動車産業を超える」、「日本発ロボットAI農業の凄い未来」などがある。

諸外国が取り組む「データ農業」の活用事例や日本農業の歩むべき未来を説いた本


「データ農業が日本を救う」は、スマート農業の普及や新型コロナウイルスの影響など、転換期を迎える日本農業における、「データ農業」の重要性を説いた本だ。同書には、農作物の「生体データ」や温度・光・土質などの「環境データ」、これらを統合・管理する「管理データ」等をテーマに、諸外国が取り組む「データー農業」の活用事例等を交えながら、今後歩むべき日本農業の未来の姿が描かれている。

「データ農業が日本を救う」インデックス


第1章……データが農業をつくる時代
第2章……進化する植物との対話
第3章……農業から食産業へ
第4章……下町ロケットは現実になるのか
第5章……データのやり取りは世界標準の通信規格で
第6章……ガラパゴス品種が世界で強みを発揮する

書籍情報


「データ農業が日本を救う」
著者:窪田新之助
出版:集英社インターナショナル
仕様:新書判・224ページ
価格:840円+(税)
初版:2020年8月7日(金)


データ農業が日本を救う|集英社インターナショナル
https://www.shueisha-int.co.jp/publish/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%92%E6%95%91%E3%81%86
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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