農福連携に関する初の表彰「ノウフク・アワード2020」が募集開始

農林水産省は、農福連携に関する優れた取り組み事例を全国に発信する「ノウフク・アワード2020」の募集を開始した。対象は農福連携に取り組む個人や法人・団体などで、募集期間は2020年9月16日(水)~2020年11月17日(火)まで。

ノウフク・アワードは、同省が今年度から実施する新しい表彰イベントだ。同省は、「農福連携に関する情報発信を通じて他地域への横展開を図りたい」としている。


農福連携とは、障害者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいのある社会参画を実現する取り組みで、担い手不足や高齢化が進む農業分野における、働き手の確保と共生社会の実現を目指したものだ。

優秀賞10点の中からグランプリ1点、特別賞3点程度を選出


「ノウフク・アワード」は、農福連携を国民的運動として推進するために農林水産省が関係団体等と連携して設立した「農福連携等応援コンソーシアム」が主催する表彰イベントだ。

これまでノウフクを実践してきた人々や様々な取り組みに光を当て、その事例を発掘・表彰する試みで、アワードの開催により農福連携の輪を拡大し、新たな知恵や気づきを社会に発信していくことを目指すとしている。

表彰では、優秀賞10点程度を選定する予定で、優秀賞の中からグランプリ1点、特別賞3点程度を選出する。

応募方法は、「ノウフク・アワード2020」募集サイトから、応募用紙をダウンロードして必要事項を記入の上、郵送又はサイト内のエントリーから応募してほしい」としている。

自薦、他薦は問わないが、推薦の場合は「都道府県又は市町村等の推薦書を応募用紙と併せて提出してほしい」とのこと。審査結果の公表は、2021年1月頃で表彰式は2021年2月頃に予定されている。

応募要項

ノウフク・アワード2020
応募期間:2020年9月16日(水)~2020年11月17日(火)
応募対象:農福連携に取り組む個人や法人・団体など
応募方法:郵送および特設サイトからのエントリー
審査結果:2021年1月頃


「ノウフク・アワード2020」
https://noufuku.jp/award/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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