農薬散布用ドローン「AC101」のデモフライトが東日本エリアで3月よりスタート

産業用ドローンの販売や関連ソリューションを展開するSkyLink Japanは、株式会社NTT e-Drone Technologyの国産農業用ドローン「AC101」のデモフライトの第2弾を東日本エリア(秋田・岩手・宮城・山形・福島・新潟・北海道)で開催する。

開催日程は、2021年3月12日(金)~2021年3月下旬まで。参加費は無料だが、新型コロナウイルス感染拡大予防措置として事前申込み制がとられているとのこと。申し込みは「AC101」の特設サイトで受け付けている。


デモフライトを通してドローンの魅力を紹介


今回のデモフライトは、カタログでは伝えきれない「AC101」の魅力やスペックを実際のフライトを通して紹介するというもの。

西日本エリアで開催されたデモフライトの様子
2021年2月2日~2021年2月11日に西日本エリア(福岡・熊本・滋賀・愛知)で開催された第一弾のデモフライトの参加者からは、「農業用ドローンへの関心がさらに高まった。機会があればまた参加したい 」、「農業用ドローンを個人で活用していくのは難しいと感じていたため、共同利用者を探す意味でも良い機会になった」等の声が寄せられているそうだ。

一部の地域では、 日本トップクラスの農薬散布実績を誇るRave Projectの代表である請川博一氏の製品説明や女性のみで構成された散布チームによるデモンストレーションの実施も予定されているとのこと。

同社は、「AC101」のデモフライトの開催を通じて、農業分野におけるドローンの活用をさらに推進することで、地域経済の発展および地域産業の活性化に貢献していく考えだ。

中山間地域など日本の農業現場に適応した農薬散布用のドローン


「AC101」は、SkyLink Japan、NTT東日本(東日本電信電話株式会社)、 株式会社オプティムの3社が2021年2月1日に共同で設立した株式会社NTT e-Drone Technologyが提供する農薬散布用のドローン。中山間地域など日本の農業現場に適応した「軽量」、「コンパクト」、「低燃費」の3つのコンセプトが特徴だ。
農薬散布用ドローン「AC101」
機体重量は7.3kgで農薬タンクの容量は8リットル。1個のバッテリーで最大2.5ヘクタールに散布可能。機体寸法は、935mm×935mm×676mmで、アームを折りたためば611mm×560mm×676mmまで縮小できるため、軽トラック等での持ち運びも容易にできるという。

開催概要

農業用ドローン「AC101」デモフライト東日本エリア
2021年3月12日(金)
開催地:秋田県由利本荘市内越平岡304-1(北内越公民館)

2021年3月13日(土)
開催地:秋田県大仙市協和峰吉川字南明谷地1-1(旧峰吉川小学校)

2021年3月14日(日)
開催地:秋田県雄勝郡羽後町貝沢拾三本塚111-1(美里音)

2021年3月15日(月)
開催地:秋田県秋田市金足小泉地内圃場(金足地区コミュニティセンター近く)

2021年3月16日(火)
開催地:岩手県紫羽郡紫羽町紫波中央駅前2-1-1フットボールセンター

2021年3月17日(水)
開催地:宮城県大崎市古川師山月殿新江合川緑地公園陸上競技場

2021年3月18日(木)
開催地:山形県東田川郡庄内町余目字大塚5-1庄内町総合体育館多目的広場

2021年3月19日(金)
開催地:福島県南相馬市鹿島区小島田原畑70(真野交流センター)

2021年3月22日(月)
開催地:新潟県新発田市中田町2-17川瀬農園ライスセンター

2021年3月23日(火)
開催地:新潟県上越市西松野木1463付近圃場(37.08205,138.30204)

2021年3月25日(木)
開催地:群馬県前崎市小屋原町1098-1山崎学園グラウンド

2021年3月下旬
開催地:北海道


料金:無料
申込:「AC101」特設サイトhttps://info.skylinkjapan.com/AC101 ※感染症拡大予防対策のため事前申込み制となります。

製品情報

農業用ドローン「AC101」
機体重量:7.3kg(バッテリーを除く)
農薬容量:最大8リットル
離陸重量:最大20kg
機体寸法:アーム展開時(935mm×935mm×676mm)アーム折りたたみ時(611mm×560mm×676mm)


SkyLink Japan
https://www.skylinkjapan.com/

株式会社NTT e-Drone Technology
https://www.nttedt.co.jp/
申し込みページ
https://info.skylinkjapan.com/AC101
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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