カゴメ、愛知県の幼稚園で子ども向け野菜食育プログラム「野菜生活100でベジトレ」を開始

カゴメ株式会社は、野菜好きの子どもを増やす食育プログラム『野菜生活100でベジトレ』を、2019年5月から愛知県名古屋市守山区にある喜多山幼稚園で実施中。

厚生労働省が平成29年(2017年)「国民健康・栄養調査」にて発表した成人1日の野菜摂取量の平均は288.2gで、目標の350gを下回っている。その一因には子どもの野菜嫌いが挙げられるが、カゴメが2017年度に発表した調査によると、子どもの野菜嫌いは、幼稚園・保育園や小学校低学年が多いという。

カゴメでは、野菜嫌いの子ども92%が「おいしい」と答えた野菜飲料「野菜生活100」を用いて、野菜が好きになる第一歩を経験できる食育プログラム『野菜生活100でベジトレ』を開発。プログラムでは「子供に野菜生活100を飲ませる前に、野菜が入っていることを理解させること」「大人も一緒に楽しみながら飲むこと」「飲むことが出来たら、きちんと褒めてあげること」を通じて、子どもに野菜が入っているジュースが飲めたという達成感を与える。

そこで今回、野菜摂取量が少ないという調査結果が出ている愛知県(※)の喜多山幼稚園にて、『野菜生活100でベジトレ』を開始。初日である5月22日(水)に、キックオフイベントとして年少~年長を含む110名の園児と、『野菜生活100でベジトレ』を学ぶ授業やベジトレダンスの実演、野菜の栽培を体験するためミニトマトの苗の贈呈などを行った。

事前アンケートでは参加した園児の8割以上が「嫌いな野菜がある」と回答していたが、嫌いな野菜にまつわる話でも、イベント中は終始楽しそうに参加して「嫌いな野菜を食べてみたい!」などと野菜に対して前向きな姿勢が見られた。これを機に、喜多山幼稚園では5月22日より1カ月間、「野菜生活100でベジトレ」を実施している。

カゴメは、本イベントを足がかりに、野菜飲料を用いた子どもの野菜嫌いに対する食育活動を本格化し、今後全国数カ所の幼稚園や小学校でベジトレ食育イベントを展開する予定だ。

※厚生労働省「平成28年国民健康・栄養調査」によると、愛知県の成人男性の野菜摂取量は全国で最も少なく、成人女性も下から3番目。


■「『野菜生活100でベジトレ』体験イベント」実施概要
日時:2019年5月22日(水)10:00-11:00
会場:愛知県名古屋市 喜多山幼稚園
参加者:合計110名
※試飲いただく「野菜生活100 オリジナル」の原材料に、アレルギー特定原材料とそれに準ずるものとして、りんご・オレンジが含まれています。そのため、園児のアレルギー該当有無に関して事前調査を行い、同意いただいた上で試飲いただいております。
登壇者 :喜多山幼稚園 加藤氏
カゴメ株式会社 マーケティング本部 広告部 重友氏


■「『野菜生活100でベジトレ』」とは
子どもの野菜嫌いに悩む、ママとパパの力になりたい、そんな想いで生まれたのが、『野菜生活100でベジトレ!』です。お子様が野菜嫌いを克服し、「野菜好き」になってもらうためには、「野菜が食べられた」という自信をつけると共に、「おいしい」や「楽しい」といった体験を通じて、野菜をポジティブに感じていただくことが重要と考えます。野菜生活100は、野菜嫌いの子どもでも92%※が「おいしい!」と答える野菜飲料です。野菜生活100で、「カンパイ!ハイタッチ!」と親子で一緒に楽しむうちに、野菜が苦手という気持ちを少しでも減らすことができればと考えています。
※カゴメ調べ:2019年2月、ネット調査(商品を試飲後に聴取)、n=237

野菜生活100でベジトレ!3つのメソッド

1 野菜入りだと、きちんと教える。
飲ませる前に、野菜生活100には野菜が入っているけどおいしいことを、お子さんにきちんと説明しましょう。野菜入りだと理解してから挑戦することで、飲んだ後の達成感がより大きくなります。

2 大人も一緒に、カンパイ!
家族と一緒に楽しむことで、野菜生活100を飲むことが楽しい体験に変わります。「カンパイ!」の掛け声で、子どものチャレンジを盛り上げましょう。飲む時には、まず大人から飲んでみせるのもポイントです。

3 ちゃんと飲めたら、ハイタッチ!
お子さんがおいしく飲めたら、すかさずハイタッチ!「野菜が入っているけど、飲めたね」と褒めてあげましょう。そこで生まれた自信と、野菜にまつわる楽しい記憶が野菜に対する苦手意識をどんどん取り除いていくのです。

■事前アンケート調査
「野菜生活100でベジトレ」への参加をきっかけに、どのくらい野菜嫌いを克服できたのかを検証すべく、事前アンケートを実施。今回ご協力いただく喜多山幼稚園には、「嫌いな野菜がある」と回答した子どもが88.2%、そして食事の際に「野菜を残すことが多い・野菜を必ず残す」と回答した子どもが41.2%と、多くの野菜嫌いが存在していました。

【調査概要:子どもの野菜嫌いに関するアンケート】
■調査日 :2019年5月15日(水)~ 2019年5月21日(火)
■調査方法 :インターネット調査
■調査人数 :110名(有効回答数:102名)
■調査対象 :年少~年長を含む、喜多山幼稚園に通う児童

<関連URL>
「野菜生活100でベジトレ!」特設サイト
カゴメ株式会社

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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