柑橘農家に必要な技術を習得できる「徳島かんきつアカデミー」の第5期生の募集を開始

徳島県は、「徳島かんきつアカデミー」の第5期生の募集を開始した。

徳島かんきつアカデミーの様子。昨年度までに124名の修了生を輩出している。

柑橘類の栽培に必要な知識や技術を習得


「徳島かんきつアカデミー」は、みかんなど柑橘類の栽培に必要な知識や技術が学べる農業者向けの研修プログラム。
研修拠点は、勝浦町にある「かんきつテラス徳島」で、スマート農業を導入した栽培が学べるフィールドや果実実験室なども整備されている。

コースは、独立就農を目指す「中核的人材育成コース」と生産技術の習得を目指す「生産技術力向上コース」の2つで、2022年11月には受講希望者を対象にした体験見学会の開催も予定しているとのこと。

徳島かんきつアカデミー第5期生の募集パンフレット。
出典:https://prtimes.jp/a/?f=d100825-20220921-c40a08440495f8246f13da626af28485.pdf
 
中核的人材育成コース修了生の現在を紹介したパンフレット。
出典:https://prtimes.jp/a/?f=d100825-20220921-c40a08440495f8246f13da626af28485.pdf

詳細は以下の通りだ。

1.徳島かんきつアカデミー 第5期生募集
1)受講コースと研修期間
・中核的人材育成コース:200日(原則1年間)
・生産技術力向上コース:選択科目ごとに数日程度
2)受講料
・中核的人材育成コース(1万6820円)
・生産技術力向上コース:Ⅰ接木と整枝剪定(4100円)Ⅱ果実栽培管理(8200円)
3)募集人数
・両コース合わせて30名程度
4)募集期間
・ 2022年9月15日~2023年1月31日(定員に達し次第終了)

2.徳島かんきつアカデミー体験見学会
1)開催日時
・休日コース:2022年11月13日(日)9:00~12:00
・平日コース:2022年11月16日(水)10:00~12:00
2)開催場所
・かんきつテラス徳島(徳島県勝浦郡勝浦町大字沼江字中筋11-12)
3)内容
・みかん収穫体験、園地見学、中核的人材育成コース修了生の取り組み紹介など。
4)定員
・各コース20名
5)参加費
・無料
6)募集期間
2022年9月15日~2022年11月1日(先着順)

徳島県は、「徳島かんきつアカデミー」を通じ、「県内産地の未来を支える担い手の育成・確保を図る」としている。


徳島県
https://www.pref.tokushima.lg.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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