初期除草に有効な農業用除草ロボット「SV01」が開発中

ロボットなどの設計/製作を行う株式会社ソルトフラッツは、稲作における除草ロボット「SV01」を開発中だ。

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農薬を使わず、自動走行で1時間あたり10aを除草


「SV01」は、田植え後1週間~5週間程度の初期除草を行うためのロボットとして開発された。ラジコン操縦による手動操作のほか、GPSを利用した自動走行も可能で、1回の充電で4時間程度稼働できる。電動で音が静なため、早朝でも除草を行える。

水面に浮いた状態でホイールの回転によって走行するため、風にも強く、圃場の中央部は自動走行で行い、畦畔のきわはラジコン操縦で走行させることにより、隙間なく効率的な除草が可能。稲にダメージを与えずに、雑草を払い浮かせるというイメージだ。


自動走行は長方形の圃場で利用でき、A、B、Cの3地点を設定することで網羅状に自動走行するというシンプルなもの。


除草装置は、上下に10cm以上ストロークするため、水位の変化や高低差がある圃場にも対応。本体は防滴仕様なので雨の日でも除草作業が可能となっている。

専用設計の除草装置で雑草を浮かせます。次々と雑草を浮かせる様子はYouTubeでご覧ください。
SV01スペック
サイズ:全長1380mm 幅740mm(フロート部)
重量:約20Kg
除草幅:2.5条(80cm)
自動運転での参考除草能力:1時間あたり10a

株式会社ソルトフラッツ
https://www.saltflats.co.jp/
YouTube
https://youtu.be/ZgF5aAcSJ1w

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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