農水省、「マレーシア向け輸出セミナー」を2月29日にオンラインで開催

農林水産省は、農林水産物・食品の輸出拡大や食品関係企業の海外市場への進出機会を創出するため、「マレーシア向け輸出セミナー」を2024年2月29日(木)にオンラインで開催する。参加費は無料。


マレーシアにおける日本食市場の概況やEPAの利活用について解説


今回開催される「マレーシア向け輸出セミナー」は、2023年度第2回グローバル・フードバリューチェーン(GFVC)推進官民協議会全体会合として実施されるセミナー。

GFVC推進官民協議会は、2014年6月に産学官が連携し、世界的なフードバリューチェーンの構築を通じた日本の食産業の海外展開を推進するため発足された協議会で、情報提供や二国間政策対話、ビジネスマッチングなどの活動を通じ、食品業界の海外進出を支援している。

セミナーでは、2022年に環太平洋パートナーシップ(CPTPP)が発効したマレーシアに焦点を当て、マレーシア市場への輸出の全体像をはじめ、EPA(経済連携協定)を活用する手続きやそのメリットについて詳しく説明される予定だ。

セミナーの内容は以下の通り。

1. マレーシアにおける日本食市場の概況
マレーシア市場の概況や食品市場の動向、日本産食品輸出に向けた支援について、日本企業の海外展開を支援しているジェトロのクアラルンプール事務所が解説。

2. 現地企業の取組事例
日本食の輸入卸を営むFocal Marketing社が、マレーシアへ食品を輸出する際の注意点や、今後求められる商材、EPAを活用するメリットなどについて解説。

3. EPAを利用したマレーシア向け輸出について
マレーシア輸出に際してのCPTPPをはじめとするEPAの利活用、特にこれらの協定の下での特恵(優遇)税率や原産地証明手続きについて、東京共同会計事務所が具体例を交え解説。

開催概要

日時:2024年2月29日(木) 14:00~16:00
場所:オンライン(Zoomを利用)
料金:無料
申込URL:https://reg.lapita.jp/public/seminar/view/7249

申込〆切:2024年2月28日(水)18:00


農林水産省
https://www.maff.go.jp/index.html
グローバル・フードバリューチェーン推進官民協議会ホームページ
https://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokkyo/food_value_chain/about.html
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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