千葉興業銀行、民間銀行では全国初の「農林水産省共通申請サービス」によるオンライン申請の受付を開始

株式会社千葉興業銀行は、「農林水産省共通申請サービス(eMAFF)」を利用した農業者向け融資制度のオンライン申請の受付を、民間銀行では全国で初めて開始した。


民間銀行としては全国初


「農林水産省共通申請サービス(以下、eMAFF)」とは、農林水産省が所管する法令に基づく申請や補助金・交付金の申請をオンラインで行うことができるサービスだ。eMAFFを利用することで、書類提出等にかかる負担が減少するほか、時間や場所にとらわれることなく相談や手続きが可能となる。

千葉興業銀行は、農業者向けの融資制度に関して、このeMAFFによるオンライン申請の受付を民間銀行では全国で初めて開始した。

JAが行ってきた農業者向け融資制度の申請受付を民間銀行も担うもので、提出資料の作成などは従来通り生産者が行う必要がある。

この取り組みによって、顧客から紙で提出されていた決算書の写しなどの書類を電子ファイルで提出することが可能となり、郵送や書類提出負担の軽減、融資手続きの迅速化が実現する。

申請対象の融資制度は以下の通りだ。

・スーパーⅬ資金:認定農業者向け融資制度
・青年等就農資金:認定新規就農者向け融資制度
・経営体育成強化資金:担い手向け前向き投資融資制度
・農業改良資金:各種行政認定を受けた農業者向け融資制度
・農林漁業セーフティネット資金:災害等の影響を受けた方向けの融資制度
・中山間地域活性化資金:中山間地域の活性化に資する事業への融資制度

【利用方法】
1.eMAFFのアカウントを取得
2.ログインして希望する融資制度を選択する
3.各種申請の提出先で「千葉興業銀行」を選択する


eMAFF
https://e.maff.go.jp/GuestPortal
千葉興業銀行
https://www.chibakogyo-bank.co.jp/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便