農研機構、研究発表会「温暖化の進行により増加する高温や豪雨に負けない農業をめざして」を1月21日に開催

農研機構は2020年(令和2年)1月21日に、研究成果発表会「温暖化の進行により増加する高温や豪雨に負けない農業をめざして」を、つくば国際会議場で開催する。



温暖化に伴う異常気象に適応するための取り組みを紹介


地球温暖化の進行に伴う高温や豪雨の増加が、日本の農業にさまざまな影響を及ぼしており、それらの影響に対する適応技術の開発が急務となっている。

本成果発表会では、農研機構が国内の試験研究機関や大学、民間と連携して農林水産省委託プロジェクト研究として実施した作物の育種素材と安定生産技術の開発、および豪雨対策に関する最新の研究成果を紹介する。

プログラム

【開会挨拶】
・農林水産省における気候変動適応のための研究開発の取組(農林水産省農林水産技術会議事務局)
・早朝開花性を利用した水稲の高温不稔の回避技術 (荻原均 農研機構次世代作物開発研究センター)
・水稲の高温不稔耐性(羽方誠 農研機構九州沖縄農業研究センター)
・温暖化に起因するリンゴ果実の着色障害と日焼けの回避技術(井上博道 農研機構果樹茶業研究部門)
・リンゴ温暖化対応の新品種(阿部和幸 農研機構果樹茶業研究部門)

【ポスターによる研究成果の発表】
・豪雨時の洪水被害軽減に貢献するための水田利活用法(皆川裕樹 農研機構農村工学研究部門) 
・農地における気象災害リスクのリアルタイム予測(吉田武郎 農研機構農村工学研究部門)
・総合討論

【閉会挨拶】


参加対象

気候変動と農業との関係に関心のある方はどなたでも参加可能。(参加登録ページから名前、連絡先、職業、住所などを記入し参加登録する必要あり)

【開催概要】
「温暖化の進行により増加する高温や豪雨に負けない農業をめざして」
開催日時:2020年(令和2年)1月21日13時~17時(12時30分開場) 
会場:つくば国際会議場 (茨城県つくば市竹園2-20-3) 中ホール200 
住所:茨城県つくば市竹園2丁目20−3
料金:無料

<参考URL>
農研機構イベントページ
参加登録ページ
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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