「女性農業者のための事業推進力&チームマネジメント力アップ研修」受講生を募集中

株式会社マイファームは、「女性農業者のための事業推進力&チームマネジメント力 アップ研修」の受講者を2025年6月27日(金)まで募集している。

この研修は、農林水産省令和6年度補正予算「雇用就農緊急対策のうち女性の就農環境改善・活躍推進事業」の実施事業者として採択を受け、行うもの。


女性リーダー・経営者の育成をサポート


農林水産省の調査によれば、基幹的農業従事者数のうち女性の占める割合は約4割を占めているものの、近年それが低下傾向にあるという。この背景として、農業経営や地域社会において女性の参画機会が十分に整備されていないことも影響していることが考えられる。

農業経営者や地域農業のリーダーとしてさらに活躍の場を広げていくためには、経験や感覚に頼るだけではなく、経営力や組織マネジメントなどのスキルを体系的に学ぶ機会が不可欠となる。

今回の「女性農業者のための事業推進力&チームマネジメント力アップ研修」は、農業経営者・農業事業幹部、地域をけん引する農業分野のリーダーなどを目指す女性農業者を対象にした講座だ。「自社農園の組織運営に必要なリーダーシップスキル」、「経営戦略を推進する営業スキル」、「地域組織で活躍するために求められるコミュニケーションスキル」などを習得することができる。

日経xwoman主催の次世代女性リーダー育成講座の監修や多数の民間企業の女性リーダー候補への研修を行う株式会社ワークシフト研究所と連携して実施するもので、女性や農業者ならではの視点に寄り添ったプログラムを提供する。

農業経営の専門家を招いて個別コーチングを実施するほか、事務局によるフォロー体制を置くことで、受講者それぞれのための経営計画や未来に向けたアクションを設定するサポートを行うとしている。

受講対象者は農業に従事している女性で、家族経営体や農業法人などにおいて農業経営に参画している(または数年以内にする可能性が高い)、または地域の農業者グループなどを率いる立場にある場合に参加が可能。

さらに、受講するには以下の条件すべてに該当する必要がある。

・東京での研修やオンライン研修に参加できること
・すべての研修(実地研修含む)に参加できること。また、研修で求められる課題や報告書を提出できること
・講義ごとの個人やグループでの課題提出などに積極的に取り組めること
・パソコンによるデータや資料作成ができ、オンライン教材を活用した自主学習にも積極的に取り組めること
・研修期間中のアンケート回答など事務局からの連絡に対応可能で、研修修了後も地方公共団体や農業関係団体に研修名簿や研修記録などを公表することについて同意できること

研修概要

「女性農業者のための事業推進力&チームマネジメント力アップ研修」
開催形式:対面、オンラインを交えた講義全9回+eラーニング、受講中の個別コーチング面談。※実地研修は東京で実施予定。
研修期間:2025年7月29日(火)~2025年12月(予定)
費用:5万円(税込)※研修会場までの交通費や実地研修の旅費は原則として事務局が負担。
定員:30名(予定)
募集期間:2025年6月3日(火)~2025年6月27日(金)23:59まで※選考結果は2025年7月14日(月)頃を予定
応募・詳細URL:https://myfarm.co.jp/women/management_training/


株式会社マイファーム
https://myfarm.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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