「スマートフードチェーン国際シンポジウム2020」、2020年11月5日にオンラインで開催

農研機構は「スマートフードチェーンコンソーシアム」の研究成果等を発表するシンポジウム「スマートフードチェーン国際シンポジウム2020」を2020年11月5日(木)にオンラインで開催する。参加費は無料。

「スマートフードチェーンコンソーシアム」とは、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環で開始された事業のひとつ。食の生産・流通・消費を最適化するデータ連携プラットフォームのグローバル展開に向けた共同事業体である。

シンポジウムでは、これまでの研究成果の報告ほか今後の海外展開に向けた講演やパネルディスカッション等が予定されている。



戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)とは、内閣府が創設した総合科学技術・イノベーション会議が主導する科学技術のプログラムで、府省・分野の枠に捉われない横断的な国家プロジェクトだ。

スマートフードチェーンの現状と今後に関する講演


「スマートフードチェーン国際シンポジウム2020」は、スマートフードチェーンのビジネス面での効果や新型コロナウイルス感染拡大の影響等によるフードセーフティの課題について話し合うシンポジウムだ。

当日は近畿⼤学⽣物理⼯学部の教授である泉秀実氏を総合司会に迎え、オンライン会議システムを導入した講演ほか、ポスターセッションおよび海外中継を含めたパネルディスカッション等が予定されている。


スマートフードチェーン国際シンポジウム2020 スケジュール


11:00~11:05 開会挨拶(事前収録)
(秋⽥県⽴⼤学システム科学技術学部教授 上原宏氏)

11:05~11:10 来賓挨拶
(国⽴研究開発法⼈農業・⾷品産業技術総合研究機構 理事⻑ 久間和⽣氏)

11:10~12:00 基調講演
・スマートフードシステムについて
(SIPスマートバイオ産業・農業基盤技術 プログラムディレクター ⼩林憲明氏)

12:00~12:30 講演 第⼀部
・フードセーフティーとスマートフードチェーン
(慶應義塾⼤学環境情報学部教授 神成淳司氏)
・スマートフードチェーンの流通における活⽤に向けて
(公益財団法人流通経済研究所 農業・地域振興研究開発室⻑ 折笠俊輔氏)

12:30~13:00 ポスターセッション(事前登録制)
・オンライン会議システムによる個別研究セッション

13:30~14:00 講演 第二部
・効率的な農業運営と⾷料ロス削減を⽀援するデータ駆動型作物⽣育予測システムの開発
(国⽴研究開発法⼈農業・⾷品産業技術総合研究機構 NARO 開発戦略センター⻑ 原⽥久富美氏)
・スマートフードチェーン実証試験の紹介
(三菱ケミカル株式会社ITファームプロジェクト プロジェクトマネージャー 吉⽥重信氏)

14:00~14:45 パネルディスカッション
・テーマ「スマートフードチェーン国際展開に関する可能性と期待」 
座⻑
公益財団法人流通経済研究所 農業・地域振興研究開発室⻑ 折笠俊輔氏
パネリスト
近畿⼤学⽣物理⼯学部教授 泉秀実氏
株式会社クボタ特別技術顧問 飯⽥聡氏
株式会社浅井農園代表取締役 浅井雄⼀郎氏(オンライン参加)
ほか数名。(順不同※当⽇の回線事情等により出席できない場合もあるとのこと)

14:45~14:50 閉会挨拶
学校法⼈慶應義塾常任理事 國領⼆郎氏

応募は専用の申込みフォームから受け付けており、シンポジウムの視聴URLおよびポスターセッションのURLについては「10月末にメールで連絡する」としている。申込み期限は2020年10月30日(金)の17:00まで。

開催概要


スマートフードチェーン国際シンポジウム2020
日時:2020年11月5日(木)11:00~14:45
場所:オンライン
料金:無料
定員:なし


「スマートフードチェーン国際シンポジウム2020」申し込みフォーム
https://www.wagri.world/jp/symposium/entry/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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