「北海道十勝発スマートフードチェーン」の準備会合が3月4日にオンラインで開催

農研機構は北海道十勝地域の農業・食品産業分野の競争力強化と地方創生を目的にした「北海道十勝発スマートフードチェーン」の準備会合をオンラインで開催する。視聴は無料。

日時は2021年3月4日(木)13時~16時で、動画投稿サービスYouTubeによるライブ配信を予定している。


北海道は、稲作や畑作、酪農など広大な土地資源を活用した大規模農業を中心に全国第1位の農業産出額(1兆2593億円※平成30年度)を誇る日本最大の農業地帯だ。その中でも十勝地域は、トウモロコシやジャガイモ、小麦等を主要品目に、高い農業生産量を産出する有数の生産地として知られている。

農研機構は2019年4月に帯広畜産大学と締結した連携協定の下、最先端のスマート農業技術および品種開発技術を活用したスマートフードチェーンの構築を目指した共同研究を推進してきた。

今回の準備会合は、民間事業者、生産者、農業団体、行政機関、大学ら関係者を招き、「北海道十勝発スマートフードチェーン」の構築に向けた意見交換を目的に実施するものである。

北海道十勝発スマートフードチェーンの紹介や講演、パネルディスカッションを予定


予定されている当日のスケジュールおよび登壇者は下記の通り。

1.開会(13:00)

2.主催者挨拶(13:00~13:05)
・農研機構理事長 久間和生氏

3.来賓挨拶(13:05~13:15)
・地方独立行政法人北海道立総合研究機構 理事長 田中義克氏
・国立大学法人帯広畜産大学 学長 奥田潔氏

4.北海道十勝発スマートフードチェーンプロジェクトの検討状況について(13:15~13:25)
・農研機構北海道農業研究センター所長 安東郁男氏

5.招待講演(13:25~13:45)
北海道十勝が進める生産者支援システムの取り組みについて
~十勝地域組合員総合支援システム(TAFシステム)の概要~
・十勝農業協同組合連合会農産部農産課 考査役 前塚研二氏

6.講演:北海道十勝発スマートフードチェーン構築に向けた技術開発(13:45~15:00)
1)畑作物の生産に貢献する高解像度メッシュ気象情報等のICT収量予測
・農研機構 北海道農業研究センター大規模畑作研究領域長 村上則幸氏
2)大規模畑作の生産最適化を目指したデータ駆動型スマホ農業の展開
・地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部長 竹内徹氏
3)北海道十勝産農産物の機能性評価
・国立大学法人帯広畜産大学理事・副学長 福島道広氏

休憩(5分)

7.パネルディスカッション(15:15 ~16:25)
北海道十勝発スマートフードチェーンプロジェクトが目指す地域特性を生かした食と農の産業競争力の強化
進行
農研機構 北海道農業研究センター所長 安東郁男氏
パネラー
・株式会社NTTアグリテクノロジー代表取締役社長 酒井大雅氏
・ホクレン農業協同組合連合会農産事業本部農産部雑穀課長 本郷徹氏
・十勝農業協同組合連合会農産部農産課 考査役 前塚研二氏
・北海道十勝振興局産業振興部長 安田貞彦氏
・地方独立行政法人北海道立総合研究機構 農業研究本部長 竹内徹氏
・国立大学法人帯広畜産大学 理事・副学長 井上昇氏
・農研機構理事 梅本雅氏

8.閉会挨拶 (16:25~16:30)
・農研機構理事 折戸文夫氏

開催概要


北海道十勝発スマートフードチェーンの準備会合
日時:2021年3月4日(木)13時~16時。
場所:オンライン(YouTubeによるライブ配信 https://39live.jp/nken0304
料金:無料
定員:なし
申込:不要


北海道十勝発スマートフードチェーンの準備会合開催要領
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/files/naro_press20210219_sfc_kaisaiyouryo.pdf
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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