ヤマハ、高校生に向けてドローン中心の「スモールスマート農業研修会」を実施

産業機械大手のヤマハ発動機株式会社は、静岡県立浜松湖北高校の生徒40名を対象にした農業研修会である「スモールスマート農業研修会」を2021年12月16日に浜松市春野協働センターで開催した。

出典:https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/887099

農業用ドローン「YMR-08」のデモフライト等を実施


「スモールスマート農業研修会」は、同社が参画する「浜松市スモールスマート農業実証コンソーシアム」のアウトリーチ活動の一環として開催された高校生向けの農業研修会。

「浜松市スモールスマート農業実証コンソーシアム」は、中山間地域が多い浜松市の持続可能な地域振興を目標に、スマート農業を活用したビジネスモデルの確立を目指す共同事業体である。

当日は、「浜松市スモールスマート農業実証コンソーシアム」が設置した春野町実証圃場を利用して、同社の農業用ドローン「YMR-08」をはじめとしたスマート農業機器の見学会を実施。既存の機械との比較、効率性や収益性の説明のほか、農薬散布のデモフライトが行われた。

「YMR-08」を使用した農薬散布のデモフライト
出典:https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/887099

浜松市春野協働センターで行われた座学研修の様子。
出典:https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/887099

「YMR-08」の実演を担当したのは、浜松市内で農業生産に取り組む笑顔畑の山ちゃんファーム代表の山下氏で、参加した高校生の一人からは「農業自体は人力が主体で大変な職業というイメージだった。スマート農機によって、働く人たちが安全にかつ楽に作業できると知り、見方が一変した。ドローンが農業に使われていることは知らなかった。ヤマハ発動機もそうだが、各メーカーの技術の進化が第一次産業の振興に繋がっていることも理解できてよかった」との声が寄せられた。

同社は、「スモールスマート農業研修会」の開催を通じ、農業用ドローンなどスマート農業機器を使用した農業生産の理解を深めてもらうことで、平地と比べて作業負担の大きい中山間地農業の新たな担い手を確保していきたい考えだ。


浜松市スモールスマート農業実証コンソーシアム
https://www.maff.go.jp/kanto/seisan/kankyo/smart/project2020-7.html
ヤマハ発動機株式会社
https://www.yamaha-motor.co.jp/
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WRITER LIST

  1. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  2. 田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  3. さわちん
    2児の父。あるきっかけにより農業のイメージを変えたいと考え、16年間のサラリーマン生活にピリオドを打つことを決意。2020年春、家族で田舎に移住し、新規就農を目指す。自身が「移住×就農のモデルケース」となるために、いろんな方面へ向けて奮闘中。
  4. 福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  5. 窪田新之助
    農業ジャーナリスト。福岡県生まれ。日本経済新聞社が主催する農業とテクノロジーをテーマにしたグローバルイベント「AG/SUM(アグサム)」プロジェクトアドバイザー、ロボットビジネスを支援するNPO法人Robizyアドバイザー。著書に『日本発「ロボットAI農業」の凄い未来』『GDP 4%の日本農業は自動車産業を超える』(いずれも講談社)など。