AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」、土耕栽培初のAI施肥制御機能をリリース
株式会社ルートレック・ネットワークスのAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」で、土耕栽培で施肥量を自動制御する「AI施肥制御機能」をリリースした。土耕栽培でのAI施肥は国内初だという。
ゼロアグリは、これまでAIによる潅水の自動化を提供してきたが、施肥は生産者が作物の状態を見ながら、自ら濃度を設定し運用する必要があった。
AI施肥制御機能では、生産者は土壌センサーで計測したEC(肥料の成分である硝酸体窒素の量を示す指標となるもの)の目標値を設定するだけで、ゼロアグリのAIが施肥量を自動で制御し供給可能になる。これにより、土耕栽培における環境制御の高度化/自動化による収益向上を実現した。
また、多施肥による地下水汚染や温暖化効果ガスの排出も課題となっているが、本機能を活用し必要最小限の施肥で栽培の最大化を行うことで、環境に優しい持続型の施設園芸栽培を実現するという。
今回の発表では、「ゼロアグリ」を導入している一部生産者の実証により、作物の栽培管理の向上、および肥料の削減、作業の省力化に関しての成果も公表された。
・増益のために、「美味しいトマトが高く売れる時期にECを上げて食味を増やそう」とか「いまトマトが安いから味を落としてでも肥料消費量を抑えよう」といった、農業経営におけるコントロールが可能になる点が魅力。
・肥料を節約したいときにECを低めに設定して使っている。現状の本音では肥料が高くて野菜が安いので肥料消費量を最小限に抑えたい。
・AI施肥制御機能の利用により、昨年比べ玉の肥大が良好になり、M玉よりL玉が増えた(単価の向上)。
・トマトの成長の波に合わせて欲しいタイミングで、手間なく肥料を与えられるようになったことが大きなメリットで、結果トマトの生育にも良い影響を与えられている。
土耕栽培でもAI制御できることにより、これまで土耕で施設栽培してきた生産者も「ゼロアグリ」を導入しやすくなる。新たな栽培環境へのコストを抑えつつ、AI施肥を導入しやすくなりそうだ。
ゼロアグリ公式サイト
https://www.zero-agri.jp/
土耕栽培における環境制御と施肥をAIで
ゼロアグリは、これまでAIによる潅水の自動化を提供してきたが、施肥は生産者が作物の状態を見ながら、自ら濃度を設定し運用する必要があった。
AI施肥制御機能では、生産者は土壌センサーで計測したEC(肥料の成分である硝酸体窒素の量を示す指標となるもの)の目標値を設定するだけで、ゼロアグリのAIが施肥量を自動で制御し供給可能になる。これにより、土耕栽培における環境制御の高度化/自動化による収益向上を実現した。
また、多施肥による地下水汚染や温暖化効果ガスの排出も課題となっているが、本機能を活用し必要最小限の施肥で栽培の最大化を行うことで、環境に優しい持続型の施設園芸栽培を実現するという。
導入生産者による実証結果
今回の発表では、「ゼロアグリ」を導入している一部生産者の実証により、作物の栽培管理の向上、および肥料の削減、作業の省力化に関しての成果も公表された。
栃木県 トマト栽培生産者コメント(栽培面積70a/家族経営)
・増益のために、「美味しいトマトが高く売れる時期にECを上げて食味を増やそう」とか「いまトマトが安いから味を落としてでも肥料消費量を抑えよう」といった、農業経営におけるコントロールが可能になる点が魅力。
・肥料を節約したいときにECを低めに設定して使っている。現状の本音では肥料が高くて野菜が安いので肥料消費量を最小限に抑えたい。
広島県 トマト栽培生産者コメント(栽培面積50a/家族経営)
・AI施肥制御機能の利用により、昨年比べ玉の肥大が良好になり、M玉よりL玉が増えた(単価の向上)。
・トマトの成長の波に合わせて欲しいタイミングで、手間なく肥料を与えられるようになったことが大きなメリットで、結果トマトの生育にも良い影響を与えられている。
土耕栽培でもAI制御できることにより、これまで土耕で施設栽培してきた生産者も「ゼロアグリ」を導入しやすくなる。新たな栽培環境へのコストを抑えつつ、AI施肥を導入しやすくなりそうだ。
ゼロアグリ公式サイト
https://www.zero-agri.jp/
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