有機米デザインと宮城県大崎市、世界農業遺産「大崎耕土」における持続可能な農業で連携

有機米デザイン株式会社と宮城県大崎市は、世界農業遺産「大崎耕土」における持続可能な農業の普及拡大および地域社会の発展に資することを目的とした「持続可能な農業推進に関する協定」を2023年8月10日に締結した。


有機栽培米など環境負荷の低い水稲栽培を普及推進


有機米デザインは、除草作業を省力化する自動抑草ロボット「アイガモロボ」の開発などを通じて、有機米の栽培における課題を解決し、有機米マーケットの拡大と有機農業に取り組む農業者の所得向上を目指した取り組みを推進している。

宮城県大崎市は、環境負荷の低い農業を推進するために「大崎市有機農業・グリーン化推進協議会」を設立。みどりの食料システム戦略と協調し、グリーンな栽培体系への転換に資する検証事業を通じて、2050年のカーボンニュートラル達成に向けた活動を進めているという。

今回の協定では、自動抑草ロボット等、環境保全型スマート農機を活用し、生産者に対して環境負荷の低い水稲栽培を普及推進する。また、「アイガモロボ」の活用を通じて生産者が栽培した有機栽培米等を連携して販売する。


有機米デザイン株式会社
https://www.ymd1122.com/
宮城県大崎市
https://www.city.osaki.miyagi.jp/
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  1. 加藤拓
    加藤拓
    筑波大学大学院生命環境科学研究科にて博士課程を修了。在学時、火山噴火後に徐々に森が形成されていくにつれて土壌がどうやってできてくるのかについて研究し、修了後は茨城県農業総合センター農業研究所、帯広畜産大学での研究を経て、神戸大学、東京農業大学へ。農業を行う上で土壌をいかに科学的根拠に基づいて持続的に利用できるかに関心を持って研究を行っている。
  2. 槇 紗加
    槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  3. 沖貴雄
    沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  4. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  5. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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