農業人材専門のマッチングアプリ『農mers(ノウマーズ)』をマイナビがリリース

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行氏)は、農作業専門の人材マッチングアプリ『農mers(ノウマーズ)』を2019年9月30日(月)にリリースした。


農mers(ノウマーズ)とは?

農mersは、働き手を求める農家と農業を始めたい人をつなぐ農作業専門のマッチングアプリだ。

働き手を求める農家は定植や耕運、施肥、栽培管理など人手が不足している作業を登録することができ、農業を始めたい人は希望条件やスキルなどプロフィール情報を登録できる。
詳細を含めた具体的なやりとりは、すべてアプリ内の専用チャットで行われ、終了後は双方がレビューで評価する仕組みだ。

登録や利用に費用は一切かからず、アプリをダウンロードすれば無料でサービスを利用することができる。

農業の新しい働き方

2019年5月に行われたアプリの試験公開では、農業における担い手不足や人材の不定着など、日本農業の問題を解決する手段として大きな注目を集めた。

高齢化や後継者不足、若者の離農など農業人口の減少は年々深刻化しており、数年後にはさらなる大幅な減少も予想されている。特に不足しているのが作物の定植期や収穫期など農繁期の人員で、作業の負担増による生産性の低下や収穫量の低下は農家にとっても大きな問題だ。

同社では農mersを「農業の新しい働き方」として掲げており、将来的には短期的な労働力不足の解消にとどまらず、農家の後継者の創出など農業人口の拡大にも貢献する考えも示している。

<参考リンク>
農mers(ノウマーズ)
マイナビ
マイナビ農業
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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