農水省、食料・農業・農村基本法改正法に関する説明会を全国11ブロックで開催

農林水産省は、第213回通常国会において成立した、食料・農業・農村基本法改正法および関連3法(食料供給困難事態対策法、農振法等改正法、スマート農業技術活用促進法)について、農林水産省および全国11ブロックで2024年7月10日(水)から説明会を順次開催する。オンラインでの参加も可能だ。


農政の基本理念や政策の方向性を示す「食料・農業・農村基本法」


食料・農業・農村基本法とは、農政の基本理念や政策の方向性を示すものであり、食料の安定供給の確保、農業の有する多面的機能の発揮、農業の持続的な発展とその基盤としての農村の振興を理念として掲げ、国民生活の安定向上および国民経済の健全な発展を図ることを目的としている。

制定からおよそ四半世紀が経過し、食料安全保障上のリスクの高まりや地球環境問題等、農業を取り巻く情勢が変化している。こうした情勢の変化を踏まえ、改正法が2024年5月29日に成立、6月5日に公布・施行に至った。

説明会は、食料・農業・農村基本法改正法および関連3法について、生産・加工・流通・販売に関わる事業者や消費者など、幅広い関係者の理解を深めるために行われる。また、これらの法律等に基づく今後の具体的な施策を検討するにあたり、参加者との意見交換も行われるという。

詳細は以下の通りだ。地方説明会の詳細情報については、各地方農政局等において、プレスリリースで公表される。

議事
(1) 食料・農業・農村基本法改正法および関連3法についての説明
(2) 質疑応答

開催日程
農林水産省本省(千代田区) 7月10日(水)13:30〜16:30
北海道ブロック(札幌市) 7月24日(水)13:30〜16:30
北海道ブロック(帯広市) 7月25日(木)13:30〜16:30
東北ブロック(仙台市) 7月16日(火)13:30〜16:30
関東ブロック(さいたま市) 7月12日(金)13:30〜16:30
北陸ブロック(金沢市) 7月23日(火)13:30〜16:30
東海ブロック(名古屋市) 7月17日(水)13:30〜16:30
近畿ブロック(京都市) 8月1日(木)13:30〜16:30
中国ブロック(岡山市) 7月30日(火)13:30〜16:30
四国ブロック(高松市) 8月7日(水)13:30〜16:30
九州ブロック(熊本市) 8月6日(火)13:30〜16:30
沖縄ブロック(那覇市) 8月8日(木)13:30〜16:30

開催概要(農林水産省本省)

日時:2024年7月10日(水)13:30〜16:30
会場:農林水産省7階講堂(東京都千代田区霞が関1-2-1)
現地参加申込: https://www.contactus.maff.go.jp/j/form/kanbo/kihyo01/r6setsumei_genchi.html

オンライン参加申込:https://www.contactus.maff.go.jp/j/form/kanbo/kihyo01/r6setsumei_online.html

申込〆切:2024年7月9日(火)12:00必着
※希望者多数の場合は先着順(現地での参加は100名程度、オンラインでの参加は500名程度を予定)


食料・農業・農村基本法改正法等に関する地方説明会の開催及び参加者の募集について
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo01/240614_28.html
農林水産省
https://www.maff.go.jp/index.html
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便