農水省が「GFP×農業女子PJ輸出伴走支援プログラム」をスタート

農林水産省は、農業者の輸出の拡大を支援する「GFP」と、女性農業者の活躍を支援する「農業女子プロジェクト」が連携した初の取り組みとして、「GFP×農業女子PJ 輸出伴走支援プログラム」をスタートすると発表した。


輸出に取り組みたい女性農業者を支援


女性農業者の活躍を支援し、社会に広く情報発信を行っている農業女子プロジェクトは、女性農業者の「輸出を学びたい」というニーズから、2024年6月に輸出をテーマにしたセミナーを開催した。セミナーに参加したメンバーからは、「輸出をしてみたい」という前向きな声が多数挙がったという。

そこで、輸出に取り組む農業者の裾野を広げ、更なる輸出の拡大を目指すGFPと農業女子メンバーが連携し、輸出を支援するための取り組みを行うこととなった。

今回の取り組みでは、GFPによる輸出伴走支援を受けながら、農業女子メンバーが実践的な輸出知識の習得やネットワーキングの構築を図るとし、以下2つのコースが設置された。

1.香港ECサイトへの有機農産物等の輸出を目指すコース
メンター:オイシックス・ラ・大地の近藤千尋氏
2.ドバイ・シンガポールの小売・外食向けに青果物等の輸出を目指すコース
メンター:大吉農園の大吉枝美氏(農業女子プロジェクトメンバー)等

これら2つのコースを設置し、それぞれ国外でのテストマーケティングや営業活動を行うことで、輸出に取り組もうとする農業女子メンバーをサポートするという。

なお、2024年10月18日には同プログラムのキックオフミーティングが開催され、プログラムの趣旨説明に加え、コースごとのチームに分かれて今後の取り組みについて検討するグループワークが行われた。


農林水産省
https://www.maff.go.jp/index.html

GFP(農林水産物・食品輸出プロジェクト)
https://www.gfp1.maff.go.jp/
農業女子プロジェクト
https://nougyoujoshi.maff.go.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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