NTTイードローン、可変施肥に対応したドローン「AC102」を提供開始

株式会社NTT e-Drone Technologyは、「xarvio® FIELD MANAGER(ザルビオ® フィールドマネージャー)」と連携し、可変施肥を支援するプラットフォームを搭載した農業ドローン「AC102」の提供を開始する。

地力や生育状況に合わせて施肥量を最適化


NTT e-Drone Technologyでは、農林水産省の掲げる「みどりの食料システム戦略」政策への貢献を目指し、日本の圃場にあわせた軽量・コンパクトな機体、法規制に柔軟に対応可能といった特徴をもつ国産ドローンを提供してきた。

今回は、同社の農業ドローンの特徴をそのままに、アップデートとしてBASFデジタルファーミング社・BASFジャパン株式会社が国内で提供する、衛星画像とAI分析を活用した栽培管理支援システム「xarvio FIELD MANAGER」の地力マップなどとのデータ連携を実装した。

送信機に可変施肥を支援する圃場マップを表示し、自動で可変散布するプラットフォームを搭載する。これにより、農業機械の導入補助事業の加点ポイントである可変施肥機にも対応した仕様となる。

農林水産省が募集する補助事業に採択された農業者から先行で提供開始予定で、それ以外の場合は2025年秋頃以降に提供を開始する予定となっている。また、可変施肥を支援するプラットフォームの利用にはxarvio FIELD MANAGERへの申し込みが別途必要となる。



株式会社NTT e-Drone Technology
https://www.nttedt.co.jp/
農業ドローン「AC102」
https://www.nttedt.co.jp/ac102
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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