農業専用チャットツール「FarmChat」がリリース

株式会社ファーム・アライアンス・マネジメントが、総合的な農業情報ポータルアプリ「FarmChat」(ファームチャット)正式版をリリースした。利用料金は、個人登録が無料で、グループ登録は有料(2021年3月末まではグループ登録利用も無料公開中)。

これまで、農林水産省事業「スマート農業加速化実証プロジェクト「ICT技術やAI技術等を活用した「日本一園芸産地プロジェクト(施設園芸:なす・すいか)」の実証」(代表機関:熊本市農水局)にてベータ版を提供してきたが、アプリの改良を重ねた結果、本リリースとなった。


FarmChatは農業者と農業に関わる事業者専用のアプリ。一般的なチャット機能やお知らせ機能に加えて、業務改善のための調査機能のほか、「百姓」タブという農業に特化した様々なデジタル情報を集約したインターフェースを搭載している。

例として、全国約1400箇所の気象データから自分の地域を選択していつでも手軽に地域の気象情報を整理して確認できたり、主要市場の中から任意の市場を登録してリアルタイムの市況と値動きが確認できる。

その他、JA向け営農管理システム「FarmBox」(ファームボックス)とも連携しており、部会の管理業務からチャットを活用した現場業務の効率化まで広範囲の活用が見込めるという。すでに複数のJAで活用されているという。


今後は、農業者からの声に基づく機能の追加や、外部データや事業者との連携、ChatBotとの連携なども視野に入れてアップデートしていくとしている。


FarmChatホームページ
https://farm-chat.com/

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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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