天気アプリ「ウェザーニュース」が雨雲レーダー機能を強化 27時間先の予測が可能に

株式会社ウェザーニューズは、雨雲の位置と動きをマップ上に表示して、雨の降り始めや降り止み、強さをピンポイントで教えてくれる雨雲レーダーを搭載した人気のお天気アプリ「ウェザーニュース」の新バージョンをリリース。「雨雲レーダー」の雨雲の予測時間が、これまでの15時間から業界初の27時間に大幅に延長された。

出典:ウェザーニュース

雨雲レーダー専用の独自AI技術を導入


同社は、2020年8月のアップデートで、クラウドHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)を導入した独自気象モデルと、雨雲レーダー専用の独自AI技術を導入。雨雲レーダーの粗い解像度を、1kmメッシュ、1時間間隔から、250mメッシュ、10分間隔にバージョンアップし、高解像度化している。

今回リリースした新バージョンは、多発する大型台風や大雨、ゲリラ豪雨のリスクに対応するもので、これまで15時間だった雨雲予測の時間を27時間まで大幅延長。過去の雨雲の動きについても24時間前まで確認できるようになったほか、時間ごとの雨量予測をグラフ化して表示する機能も追加されている。

1時間前〜3時間先|出典:ウェザーニュース
3時間先〜15時間先|出典:ウェザーニュース
15時間先〜27時間先|出典:ウェザーニュース
24時間前〜12時間前|出典:ウェザーニュース
12時間前〜1時間前|出典:ウェザーニュース

同社は、今後も安全な生活に役立つ気象・防災情報の発信とサービスの改善に取り組むという。


株式会社ウェザーニューズ
https://jp.weathernews.com/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    北島芙有子
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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