名古屋大学発ベンチャー、持続可能な農業に向けた研究農場を愛知県に開設

最新のバイオテクノロジーを活用した事業を手がけるグランドグリーン株式会社は、多様化する品種や研究のニーズに対応した新たな研究拠点「豊橋第1研究農場」を愛知県豊橋市に開設した。


ソリューション開発を加速

グランドグリーンは、ゲノム編集技術を活用した新品種創出事業や独自の異科接木技術を活用した接木苗生産システム事業を手がける名古屋大学発のベンチャー企業。

「豊橋第1研究農場」が開設された愛知県豊橋市は、平坦な地形と穏やかな気候を生かした農業生産が行われている国内有数の生産地で、スタートアップ企業との共創環境づくりを目指す「食と農のまち・豊橋」を推進している。


「豊橋第1研究農場」の概要は以下の通り。

敷地面積:約2000平方メートル
ガラス温室:約1600平方メートル(3連棟)
栽培試験品目:エゴマ、 レタスなど

同社は、「豊橋第1研究農場」と愛知県名古屋市にある本社のラボ施設を活用して、気候変動や担い手不足など農業が抱えている課題解決につながるソリューションを開発する考えだ。


グランドグリーン株式会社
https://www.gragreen.com/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便